子どもの通学につき添う日々

福田充徳
息子さんとプールで楽しむ

── 息子さんの通学にも福田さんがつき添うこともあるそうですね。

 

福田さん:毎回じゃないですけど、ぼくが行けるときは朝ついて行きますね。道がややこしいわけじゃないけど、ちょっと不安で。ぼくが子どものころって小学校に親がついてくるやつなんておらんかったですよね。ひとりで勝手に学校行って、ひとりで帰ってきたと思うけど。近所は車が多いし、ぼくの周りでもそんなご家庭が多いんですよ。見守ってくれる人が立ってる道もあれば、いない道もあって、1年生だと左右の確認もせずに行ったりするからちょっと怖くて。 

 

── 子育てをしながら意識していることはありますか?

 

福田さん:将来的には息子が幸せになってくれたらいいので最低限、人に迷惑かけないとか、人が嫌がることしないとか、そこは絶対伝えていかないとダメだと思ってます。あとは息子と仲良くいたいっていうのはずっとありますね。息子もぼくも『鬼滅の刃』が好きで一緒によく観ています。恐竜も好きなので「どの恐竜と、どの恐竜で戦ってみたい?」とかずっと聞いてきてくれて、うれしいですね。

 

息子のなかでは「これはパパとやりたい」「これはママと」って担当があるみたいで。寝るときはママと寝たいっていうからぼくは自分の寝室で寝て、奥さんと息子は一緒の部屋で寝てますよ。

 

今は、すっかり子育て中心の生活なので、趣味のバイクもほとんど乗れてないです。バイクは8台持ってるんですけど、息子が学校に行ってる間にチョロっと短時間乗る程度。一度手ばなすと2度と手に入らないバイクばかりなので、所有はしていたいんですけどね。ただ、バイクに乗る時間こそ減りましたが、家族との時間を大切にしながら、毎日あっという間に過ぎてる感じです。

 

PROFILE 福田充徳さん

ふくだ・みつのり。1975年生まれ。京都出身。幼稚園から幼馴染だった徳井義実と1998年チュートリアルを結成。2006年にM-1優勝。2016年に結婚し、現在は1児の父。

 

取材・文/松永怜 写真提供/福田充徳