夫婦共働きで小学1年生の長男を育てるチュートリアルの福田充徳さん。奥さんから「なんで私ばっかり!」と言われつつも、家事や育児に奮闘しているそうで。(全4回中の3回)

新宿の劇場に子どもを連れて行くと

父親のポスターと並ぶ息子さん

── 2017年に第一子である息子さんが誕生されて現在、小学1年生とのこと。福田家は夫婦共働きだそうですが、家事の分担は決めていますか?

 

福田さん:最初は決めようとしていたのかな。でも、決めちゃうとやった、やらないでもめそうなのと、ぼくの方が圧倒的に家にいる時間が少ないので結局、奥さんに任せちゃうことが多いですね。

 

── 奥さんから「私ばっかり」と言われることはありますか?

 

福田さん:もう何回もありますよ。「なんで私ばっかり!」「あなたなんもやってへん!」ってね。ぼくも家にいるときはやろうと思いますけど、「洗濯物はもうちょい溜まってからでええやん」「まだそんなに汚れてないから掃除機も大丈夫」って思っちゃう。でも奥さんから言われたら「ごめん、ごめん、掃除機かけなあかんな」とか言いながら部屋を掃除してます。ただ、ぼくはけっこう料理好きなので、子どものお弁当はぼくが作ることが多いですね。

 

── 夫婦で働きながら子育てもされているので、スケジュール調整が必要な場面もありそうです。

 

福田さん:奥さんも俺も仕事があって、息子が帰ってくる時間に家に戻れない、どうしよってなったときは結局、奥さんが仕事を調整して帰ってくるようになっちゃってますね。奥さんも僕も実家が東京じゃないから、おばあちゃんにちょっと見ててもらうっていうのがないですし。コロナ禍で保育園閉鎖のときも、家でずっと見てないとあかんとかあったし。

 

── お子さんが体調不良のときもありますよね。

 

福田さん:ここも奥さんに悪いなと思いながら、奥さんが会社を早退してもらうことがほとんどですね。でも、前に息子が急に発熱して、奥さんも仕事で病院連れていけないしどうしよってなったときに、一回だけラジオ休んだことありました。「徳井ごめん、今日息子を病院連れて行かないとあかん。徳井ひとりでラジオやってくれへん?」と言ったら「全然ええよ」って、言ってくれたことはありましたね。ありがとうって思いながらお休みしました。

 

── 現場にお子さんを連れて行ったこともあるそうですね。

 

福田さん:息子が5歳のときだったかな。新宿の吉本の劇場に連れて行ったことがあるんですけど、楽屋が大部屋なんですよ。みんながバーって部屋におって、個室が1個くらいしかないんですけど。当日、マネージャーさんに「ごめん、息子連れていくから個室取っておいてくれないか」って言ったら「全然いいですよ」って。結果、木村裕一さんが個室を追いやられるっていう、俺の息子のせいで。でも裕一さんも「おぉ、何歳や」って言ってくれてね。息子もパパの出番見たいかなって思っていたら、同期のレイザーラモンがわざわざ気をつかって「ここで観れるで」って舞台の袖に連れてってくれたんですよ。でも、息子は全然パパの舞台に興味なかったみたいだけど(笑)。当時は「子どもを楽屋に連れてくなんて」っていう雰囲気でもなかったんですが、周りの人たちは優しかったですね。