長い旅行になると、あれこれ持っていくものが増えて、結果荷物が大きくなってしまう!なんて悩み、ありますよね…。ミニマリスト・おふみさんに旅の荷物を少なくするコツについて教えてもらいました。
海外旅行も小さなキャリーケースで
もう夏ですね。帰省に旅行にと出かける機会の多い時期だと思います。私は1週間ほどの旅に出るときは、機内持ち込みができる2泊3日くらいのサイズ感のキャリーケースで出かけます。旅の必需品を絵でまとめてみました。
1泊2日の基本の旅荷物に加えて、温度調節できるものを必ず持って行きます。夏場ならパッカブルジャケットを。畳むと手のひらサイズ、シャカシャカした素材でシワが気にならないので、バッグに入れておくと冷房の強い屋内や長時間の公共交通機関移動でも安心です。
そして夏の旅行に欠かせないのが超小型の虫刺され薬。何が原因なのか、ちょっと外で立ち止まるとすぐに蚊に刺されます。出先で虫刺され薬を買って自宅のストックがどんどん増えていく事態に陥り、最初からコンパクトなものを持ち歩くことにしました。人差し指くらいのサイズ感で超軽量。ポーチにお守りのように忍ばせています。
長期の旅行、服はどうする?
旅程が長くなるとかさばりがちなのが服ですよね。私の場合は3泊以上ならあとは7泊でも10泊でも服の数はそれほど増えません。旅先で洗濯することを前提に服の数を決めます。トップス2着、パンツ1着、スカート1着、そしてレストランに入れるようなワンピースを1着、これくらいの服を持っていくことが多いです。
ホテルにコインランドリーがなくても問題なし。ホテルの洗面台に水を張って、小さな容器に入れ替えてきた洗剤を使って手洗いします。そして100円ショップで買った洗濯ひもと洗濯バサミを使って服を干します。天気がよくてベランダに出られるようなら、ベランダの柵にひもを張ってそこに洗濯バサミで服を留めて乾かします。
ベランダがなかったり悪天候の場合は、浴室にある物干しロープを引っ張り出してそこに服を掛けて乾かします。
どこでも洗濯できると思うととても心強いです。洗濯を前提にすれば服の数をグッと減らせて旅が身軽になります。
また、ドミトリーなどでアメニティにタオルがない場合は、モンベルのマイクロタオル スポーツを2枚持って行きます。畳むと手のひらに収まるほどコンパクトですが、広げるとボディタオルくらいのサイズ感でお風呂上がりの体を拭けるサイズです。そしてパンパンと空気に叩きつけるようにして水分を飛ばすとかなり乾き、そのまま干しておけば短時間でカラッと乾きます。水に濡れて重くなった厚手のタオルを持ち歩いて、ずっしり重さがのしかかる心配もありません。とても心強い存在です。
荷物が軽いと足取りも軽くなります。機内持ち込みできると荷物を預けたり受け取ったりの手間もないですし、公共交通機関での移動中なども荷物の取り回しが楽です。また、軽ければ軽いほど荷物の運搬に体力を持っていかれずに済むので、旅先でもフットワーク軽く動けます。軽いことは自由度を上げてくれるので、ぜひ一度旅の荷物を見直してみませんか。
PROFILE おふみさん
整理収納アドバイザー1級のイラストレーター。夫婦ふたり暮らし。汚部屋状態から一念発起、2014年からミニマリストに。電子書籍『 ミニマリストおふみの好きなものとの身軽な暮らし 』(主婦と生活社)が発売中。
文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子