子どもたちに13歳年下の男性との再婚を伝えたとき 

── 2018年には13歳年下の男性と再婚されました。ハワイで共通の知り合いが主催するホームパーティで知り合ったそうですね。

 

Miekoさん:私は移住して7年くらい、彼は半年くらいだったのかな。ただ、13歳も年齢差があるのでまさかおつき合いするとは思わず、第一印象もあまり覚えてないくらい(笑)。でも、ホームパーティから2か月くらいして彼から突然、連絡が来たんです。お話がありますと言われたのでお仕事か何かかと思って行ってみたら違って。でも、お話ししてみると、なんだか楽しかったんです。そこから徐々にお付き合いする流れになっていきましたね。

 

── 元々再婚について考えていたのですか?

 

Miekoさん:いい人がいれば、とは思っていました。私の周りには素敵なご夫妻が多く、また社会に出て仕事をする人にも憧れますが、私は家で家事をしながら家族を支える方が合っていそう。彼とは2年くらいおつき合いしたのかな。好きなこと、嫌なことの感覚が似ているし、相手も離婚歴があるので、結婚のいいところもそうじゃないところも経験済みです。一緒にいて安心感があるし、居心地がよかったので再婚することにしました。

 

── 再婚を決めたとき、お子さんたちの反応はいかがでしたか?

 

Miekoさん:三女は18歳になる歳で、他の3人の子どもたちは20歳を超えて仕事をしている子もいましたし、「ママが幸せならいいんじゃない」という感じでしょうか。子どもたちには籍を入れてから事後報告をしましたが、すでに大人になっていたので、どうしてもパパが欲しい!という感じでもなかったと思います。今でもママが好きになった人という感じで彼と接してくれます。

 

籍は入れましたが再婚して1年くらいは別居婚の形を取りました。元々私と子どもたちが一緒に住んでいる家に急にあんまり知らない人が来て一緒に生活するのはお互いに気を遣うだろうし、できるだけ環境を変えないでみんなが幸せに過ごせる方法を模索していました。その後、子どもたちの自立のために、長男と三女ふたりが住む場所からすぐの距離で、彼と一緒に暮らすことにしました。

 

── 現在Miekoさんは日本で生活しているそうですね。

 

Miekoさん:2019年の終わりに彼の仕事の都合で日本に戻ってきました。11年ぶりに帰国しましたが、今は犬のお世話をしたり、家のことをしたり、日々穏やかに過ごしながらこれからを模索中です。

 

PROFILE Miekoさん

1969年生まれ。京都府出身。ヨガインストラクター、タレント。学生時代に雑誌『Olive』の読者モデルとして活躍。91年からJALのCAとして勤務した後、94年に結婚。一男三女の母に。2007年に離婚後、2009年にハワイ移住。2018年に再婚を公表。

 

取材・文/松永怜 写真提供/Mieko