離婚を経て、2009年に4人の子どもたちとハワイに移住したMiekoさん。慣れない環境でシングルマザーとして奮闘した当時や13歳下の夫との出会いに迫ります。(全2回中の2回)
4人の子どもたちの現在は
── 2009年4月から4人のお子さんと共にハワイに移住。当時、長男が中学2年生に、長女が中学1年生、次女が小学5年生、三女が小学2年生になるタイミングでした。今は皆さん20歳を超えていらっしゃるそうですが、当時の子育てを振り返ってどう思いますか?
Miekoさん:4人の子どもたちは反抗期らしい反抗期もなく、みんな素直だったので助かりましたね。ご飯の好き嫌いもなくいつも残さず食べてくれたし、朝も自分たちで起きてくれたので、私が起こしに行くこともなかったですし。
子育ては全身全霊でやったつもりでしたが、私が怒ってばかりで褒めてあげることがあまりなかった、と反省しています。子どもたちが小さい頃は厳しかったと思うので、自分でももっと子育てを楽しめばよかったなと。
── お子さんが4人いらっしゃると、なかなか気持ちに余裕が持てないこともあるのでしょうか?
Miekoさん:まったくなかったですね。たとえば家族で外出するとき。子どもたちに怪我をさせないように、またはトラブルに巻き込まれないように、日本にいたとき以上に気をつけていました。外に出たら必ず手を繋ぎましたし、できるだけ危険は避けるように注意深くしていたと思います。
レストランでは可能な限り個室を選ぶようにしていました。ハワイにはあまり個室のあるレストランがなかったのですが、帰るときは一度自分たちの席をチェックして、汚したりしていないか確認するようにしていたんです。
── 次女は中学3年生のときに日本に帰国されていますね。
Miekoさん:「自分は日本の学校に通いたい」ということで、次女だけ帰国をすることになったんです。すでに私の母親は亡くなっていたので、私の父と次女で一緒に生活することに。大人の事情で子どもたちに我慢をさせてしまった思いもありましたし、次女は次女なりにしっかりと自分の意思を伝えてくれてよかったと思います。
── 4人のお子さんたちが成長すると共に、現在はハワイと日本でそれぞれ生活しているとか。
Miekoさん:長男と三女がハワイに、長女もその後、日本に戻ったので、長女と次女は日本にいます。子どもが小さかった頃はみんな一緒にいるのが当たり前のように思っていましたが、今は家族全員が集まること自体とても貴重な時間になっていますね。
── また、Miekoさんもお子さんの手が離れ始めた頃から、芸能活動やハワイでヨガのインストラクターのお仕事も始めました。
Miekoさん:ハワイでプロダクションの社長からお声をかけて頂き、初めて芸能事務所に所属しました。日本には出稼ぎのような形で行っていて、トーク番組にもよく出させていただきましたが、私、あんまり芸能界に向いてなかったと思いますね。自分から前に前にというタイプでもないですし、番組に呼ばれても、こんな私の話をテレビで聞かされて、観ている人は楽しいのかしら?という気持ちが強く、いつまで経っても溶け込むことができませんでした。途中からヨガのインストラクターの仕事が増えてきたので自然とシフトしていきました。