2023年、第一子の誕生や写真集発売、整形手術をしたことを公表など、話題になることの多かったおばたのお兄さん。子育てやご夫婦のことについて伺いました。
自分の休日は妻の育児休暇に
── 2018年に山﨑アナと結婚され、SNSでも仲睦まじい様子をよく発信されていますね。結婚した決め手は何だったのでしょうか。
おばたのお兄さん:妻と出会ったのは2016年のものまね番組での共演がきっかけです。一緒に過ごしていくなかで、好きなもの、おもしろいと思うもの、嫌なことのポイントが一緒だなと。価値観が合う人だと思えたのは、結婚のきっかけのひとつです。
── お子さんが生まれてからご家族に変化はありましたか?
おばたのお兄さん:子どもが生まれてから、夫婦ともに毎日がさらに楽しくなりました。子どもが生まれると行けない場所ができて残念…という話などをよく聞いていましたが、そういう気持ちはまったくなく。ふたりとも以前よりも笑顔が増えて、より仲良くなった気がします。
以前の妻はちょっとネガティブなところがあったのですが、親になった瞬間からすごくたくましくなりましたね。家事も子育てしながらのほうが、なぜか効率よくこなしている気がするので不思議です。本人も自分で変わったと思うことがあるようで、ネガティブになることも少なくなりました。
僕は子育てがとにかく楽しくて、積極的に参加しています。夜泣き対応も、子どもが元気な証拠、と思うタイプ。舞台の本番中で次の日が仕事でも全然苦痛じゃないです。YouTubeを見て育児の勉強をすることもあります。子育てしている自分にちょっとナルシストになっているところもあるかもですね(笑)。
── 夜泣きも楽しめているのはすごいですね。
おばたのお兄さん:赤ちゃんは2〜3時間おきに起きるので、どうしても子ども中心の生活になっていますが、大変と思う気持ちよりも喜びのほうが大きいですね。仕事が終わってもすぐに家に帰るので、後輩からは「たまにはご飯に行きましょうよ」ってクレームを受けています(笑)。
そうはいっても仕事で地方にいるときも多いので、どうしても妻の負担が大きくなってしまう。頑張っている妻への感謝の気持ちもあるし、僕も子どもとたくさん触れ合っていたいという思いもあって、自分の休日はできるだけ妻の休日にするようにしています。妻は、温泉やマッサージ、ひとり焼き肉やひとり寿司など、好きに過ごしているようです。僕の休みが直前にわかることが多いので、友人と急に休みを合わせるのがなかなか難しく、ひとりで過ごすことが多いみたいです。僕も子どもとずっと一緒にいられてハッピーだし、妻も子どもと離れる時間があることで、より愛情が沸くようですね。
── 子育てをするうえで気をつけていることはありますか?
おばたのお兄さん:まだ生まれてから半年ほどですが、子どもは言葉がすべてわかると僕も妻も考えて過ごしています。なので、子どもの前でマイナスな言葉や悪口は言わないようにしています。そういう話をするときは、子どもが別の部屋で寝てからにしていますね。
── 子どもにとってどのような親になりたいですか?
おばたのお兄さん:子どもに信頼してもらえる親でいたいですね。どんなことがあっても両親だけは自分の味方だと子どもが思ってくれるような。信頼と尊重する気持ちを持って、ずっと子どもに接していけたらと思います。
「いいときは相手のおかげ、悪いときは自分のせい」
── 子育てをするうえで、夫婦でぶつかったことはありますか?
おばたのお兄さん:ぶつかるというほどではないですが、妻はとてもまじめな性格なので、そこで少し意見がくい違うことはあります。たとえばうちの子は成長がけっこう早く、月齢よりもかなり体が大きいんです。なので、僕は「遊びなども体のサイズに合ったことをさせてもいいのでは?」と思うこともあるのですが、妻は育児書どおりに育てなければと思っているのか、もっと慎重です。こちらもどうしてもというわけではないので、そういうときは妻の判断に任せるようにしています。意見を押しつけるようなことはしないように気をつけています。
── 意見を聞かれることも多いですか?
おばたのお兄さん:そうですね。僕は昔から掃除や料理がけっこう得意で、同棲しているときからいろいろと好きでやっていました。だからそれなりに知識などもあり、家事のことを妻に聞かれることも。そういう積み重ねからか、ちゃんとしていると思ってくれているようで、迷ったときはきちんと意見を聞いてくれていますね。子どものことは基本はふたりで決めますが、信頼されているのは感じます。
── 夫婦円満の秘訣はあるのでしょうか?
おばたのお兄さん:幸せだと思うとき、いいことがあったときは、相手のおかげと思うようにすること。逆にふたりの関係がギクシャクしているときは、自分に改善点があるのではと意識しています。それは妻も同じなようで、お互いにそう思っているのであまりケンカはしないですね。僕は妻の前でボケることもあるし、わりとお互いそんな感じで(笑)。ありのままの自分を出せるのは、妻の前だけだなと思います。
PROFILE おばたのお兄さん
1988年、新潟県生まれ。日本体育大学卒業で、野球、剣道、アルペンスキー、剣道などで、好成績を残している。2023年には初の写真集『バースデー』を発売。妻はフジテレビアナウンサーの山﨑夕貴さん。
取材・文/酒井明子 画像提供/おばたのお兄さん