6歳の息子と3歳の娘の父であるアレクサンダーさん。家事子育て、習い事やお誕生日会にも力を入れていると言います(全3回中の2回)。

お誕生日はホールケーキを4つ

── お子さんのお誕生日会はとても豪華なようですね。

 

アレクさん:子どもを喜ばせることに全力で、息子が5歳になるあたりまで毎年ケーキ代だけで4、5万円はかけていましたね。ホールケーキを4個くらい用意して、最近は、ご近所さんもあわせて30人くらいお誕生日会に呼ぶんです。ご近所さんとは普段から「美味しいみかんもらったからどうぞ~」なんてやり取りするぐらい仲良しなので、たくさん呼んで盛り上がっています。

 

── 誕生日以外にも自宅にプレゼントが10個ぐらいストックされていたそうですね。

 

アレクさん:以前は仮面ライダーのベルトやマスクなど息子がリクエストしたものや、息子が好きそうなものをあらかじめ買い置きしていました。ただ、息子が習い事に行くのが嫌で嫌でしょうがなかった時期があって、ストックしていたプレゼントを渡してだましだまし連れて行くこともありました。

 

── 子どもになんでも買い与えたら「我慢ができない子になるのでは」と心配されたことは?

 

アレクさん:その言葉の通りのことをのんちゃんに言ったことあります。SNSにも「子どもにそんなに買わない方がいいよ」ってコメントがたくさん来たので。そしたら「じゃぁ、何も買わなかったら我慢ができる子になるの?」って言い返されました。それ言われたら何も言えないですよね。

 

でも、欲しいもの全部買っていたら息子は欲しいものがなくなったらしく、自分で作ることにハマり始めたんですよ。今は一緒に工作を楽しんでいます。段ボールやペットボトルで、ヒーローごっこで使うようなお面や武器も作ります。YouTubeを参考にすることもありますが、基本的には自分たちで試行錯誤しながら。完成したらそれを使ってSWATや軍人を一緒に演じて動画を撮ってあげて、遊んでいます。

子どもの勉強を見て19時には寝る毎日

娘さんを抱えて

── アレクさん夫婦は奥さんの川崎希さんが外で働き、アレクさんが家事育児を主に担当されているそうですね。

 

アレクさん:結婚当初は僕もモデルをしていましたが、そこまで真剣に取り組んでいたわけではなかったし、のんちゃんは働くことが大好きなので、それなら僕が家庭内のことをしようと。僕の出身地、ペルーの親戚にもそういう人はいたので、働かない男に特に抵抗はなく自然な流れでした。

 

── アレクさんもタレントさんとしてのお仕事や収入があるのでは?

 

アレクさん:のんちゃんが管理しているので全然分かっていませんが、一時期はテレビの仕事や、SNSなどの広告収入である程度あったみたいです。でも少なくとも今はそんなにないですよ。ちなみに働きたくないわけではなく、ちゃんと働く気持ちはずーっとあります。のんちゃんに「どんな仕事が向いているかな?」って聞くと「知らない」って軽くあしらわれますけど。

 

── アレクさんの一日の過ごし方を教えてください。

 

アレクさん:朝6時前に起きて子どもたちのお弁当と朝ごはんを準備。その後、子どもたちを起こしてご飯を食べさせて着替えさせたら、のんちゃんと一緒に子どもたちを習い事へお見送り。家に戻ったら、洗濯や掃除。仕事を頑張るのんちゃんに「お疲れさま~」とマッサージをして、お昼ご飯を作ったり、食材の買い出しに行ったり。そしたらあっという間に子どものお迎え時間になるので、お迎えに行ったら一緒に遊んで晩御飯やお風呂に入れて、息子の勉強も見て19時ぐらいには僕も子どもと一緒に寝ちゃいます。

 

── 息子さんの勉強も見ているんですね。

 

アレクさん:平仮名とカタカナの練習やちょっとした計算を毎日30分程度です。お互いに「100たす200は何?」とクイズ出しあって、一緒に遊びながらやっています。勉強を教えているというより、チームスポーツで一緒に頑張っている感覚なので、僕もすごく楽しんでいます。

 

いつもは好きな事は最後までやらせて、終わったタイミングですかさず声をかけて勉強時間にしていますが、時々ちょっと脅すことも…(笑)。前に体験で行った勉強教室の先生が息子にとっては怖かったらしく、「お家で勉強しなかったらその先生にお願いするからね」って。のんちゃんの仕事用携帯の番号をその教室の名前に変えて、電話したりします。

 

娘さんに髪を触られるアレクさん

── こうしてお話を伺っていると、我々がメディアでお見かけした「浮気性」なアレクさんをまったく感じさせません。

 

アレクさん:そうなんですよ。友だちにも「こんなのアレクさんじゃないっす」って言われてます(笑)。息子がちょっと大きくなって僕に懐いてくるようになってから、まったくそういう気がなくなりましたね。その前は危なかった…いや危なくはなかったんですけど、まだ元気は残っていたのかな。今は、子どもといる時間が本当に楽しくて、そういう気にもならない感じですかね。

 

PROFILE アレクサンダー

ペルー出身。モデルとして活躍後、元AKB48の川崎希さんと2013年に結婚、現在2児の父。子育ての様子などをYouTubeで配信している。

 

取材・文/平岡真汐 写真提供/アレクサンダー