妻・川崎希さんと結婚半年で不妊治療を始めたアレクさん。両親学級に通いながら第一子が誕生すると今までの生活が一変していきます(全3回中の1回)。

2人で仲よく暮らそうと思っていた「猫もいるし」

── アレクさん30歳、妻・希さんが25歳の時に不妊治療を開始されたそうですね。

 

アレクさん:自然妊娠では授からず、ふたりとも「早く子どもが欲しい」という気持ちがあったので治療を開始しました。のんちゃん(希さん)から初めて治療を提案された時は、結婚して半年で「もう始めるの!?」と思いました。

 

でも、のんちゃんがいろいろ調べていたことも知っていたし、友人夫婦の体験談も聞いたことがあったので、治療をせずに後悔させてしまうわけにはいかないと賛成しました。いっぽうで、もしできなかったとしても「猫もいるし、ふたりで仲良く暮らしていこうね」みたいな話はしていました。

 

── 希さんから詳しい治療内容は聞いていなかったそうですね。

 

アレクさん:「きょうは卵をとるんだよ~、ちょっと緊張する」とか、それぐらい。実は僕、注射も渋るくらい怖がりなんですよね。だから、のんちゃんも余計な心配をかけたくないと気をつかってくれたのだと思います。

 

その分、僕は家事や料理でサポート。のんちゃんが治療のために買っていた本を読んで、葉酸が体にいいと知れば、葉酸が入っている食材を買ってスープを作り、のんちゃんのポイントを稼いでいました(笑)。

 

── 男性として、治療にあたって健康管理などはしていましたか?

 

アレクさん:運動をしている時の方が質のいい精子を提供することができることを知り、その時期はジムに通ってかなり運動していましたね。もちろんこれは人によって違います。でも、この治療は精神的にも体力的にも女性の負担がどうしても大きくなってしまうので、男性ができることは寄り添うことかなと。治療中は特にのんちゃんの体調の変化に気を配ったり、要望を聞いてあげられるようにしたりもしていました。

 

実は僕、人のために動いたり守ったりすることの方が好きなんです。前に出たがるタイプに思われがちなんですが、サッカーでもゴールキーパーだったぐらい。妊娠中ものんちゃんを外に一人で歩かせるようなことは絶対にしませんでした。

 

── 第一子の息子さん誕生後は、子育てにも積極的に参加されていたそうですね。

 

アレクさん:生まれる前から「一緒に育てようね」と話し、両親学級にも参加していたので子育てへの参加は自然な流れ。基本的にはふたりでやっていますが、のんちゃんは仕事もあるので、そういう時は僕が。のんちゃんを一人にさせて赤ちゃんの世話をさせることはなかったと思いますよ。

 

娘を肩車するアレクサンダー
娘さんを肩車するアレク

── お子さんが生まれて間もない頃、特に大変だったことは何でしょうか?

 

アレクさん:もう何をやっても大変でした。おむつ替えもお風呂にいれてあげるのも何度も失敗しましたね。ミルクは熱すぎたりぬるすぎたり温度調節が難しいし、赤ちゃんが寝ていても「ちゃんと息してるかな…」って心配になって、夜中に何回も様子を見たり。でも、楽しかったし何よりかわいかったです。

 

出産後はのんちゃんが怒りっぽくなりましたが、怒られても「今まで結構、悪さしたからしょうがないか」と、ただ我慢してました(笑)。後から出産後はホルモンのバランスが崩れやすいと知り、当時からちゃんと知っていればもう少しなんとかできたかなと思います。