夫と金銭感覚が違うと語る、トレンディエンジェル斎藤さんの妻・しゃんさん。結婚後もギャンブルに勤しんでいた夫に思うことは。(全5回中の4回)
1万円を1000円くらいの感覚で使っているよう
── 夫婦で金銭感覚は近いと思いますか?
しゃんさん:夫と付き合った当初は、金銭感覚の違いから戸惑いを感じることもありました。夫はお金があればあるだけ使っていたので、ブランドの洋服や高級腕時計にお金を使ったり、後輩にご馳走することもよくありました。競馬で数百万負けたこともあります。私からすると、1万円を1000円ぐらいの感覚で使っているようにみえました。
私は、欲しいものがあってもすぐに買わないで計画的に貯めるタイプ。夫とはまったく逆です。夫は、手元にお金があると大半を使ってしまうので、お金の管理が苦手なんだろうなと思ってました。
── 旦那さんのギャンブルは落ち着きましたか?
しゃんさん:子どもが生まれてから、お金の使い方が変わりました。ブランドの洋服もどうせ子どもに汚されるからと買わなくなり、かわりに子どもの服やおもちゃを買うようになりました。子どもが欲しがるとすぐに買ってしまうのでそこは注意してほしいですが、お金の使い方が徐々に変わってきたように感じます。
話し合いをしたくても寝たふりをする夫
── ところで、2017年に結婚されて約5年経ちますが、夫婦ケンカはされますか?
しゃんさん:しますよ。でも、夫はどちらかというと平和主義で、結婚して一生一緒にいるんだから、2人でいる時間は楽しく過ごしたい。ケンカは時間の無駄だよね、という考えです。何か不満があってもなかなか話し合いができず、私は不完全燃焼です(笑)。
何か気になることがあって夫を問い詰めると、夫はクッションに顔をふせてしまいます。ちょっと考えるといったまま寝てしまい、途中でいびきをかくことさえあるんです。その後、目を覚ますと今まで寝ていたことをごまかすかのように、「そうだな」と言いながら、いかにも考えてるようなふりをするんですよ。私が「寝ないで!」と怒ってもまた寝てしまいます。いつもそんな感じでなかなか話し合いができません。
── フラストレーションも溜まりそうですが。
しゃんさん:最近は、お互いのダメなところも受け入れられるようになったので、喧嘩は減りました。ダメなところだけに目を向けずに、してもらった事やちょっとした心遣いに感謝することも大切だなと思うようになりました。
PROFILE しゃんさん
福岡県出身。トレンディエンジェル斎藤司さんの妻。ブログ「斎藤さんの家族だぞ!」にて発信中。
取材・文/間野由利子