夏に不可欠な帽子。さまざまな形があって選ぶのが楽しいアイテムですが、その分、似合うものを見つけるのは大変です。ミニマリストのおふみさんも自分にぴったりの帽子を探し続ける中、意外なアイテムとの出会いがあったそうです。

理想のキャップを探して

長年探しながら似合わずにあきらめ続けてきたものがあります。

 

それはキャップです。

 

バケットハットなども魅力的ですが、斜め下方向にツバが伸びているため、ネックとなるのが視界の狭さです。私の場合、視界が狭いと周囲のものに気づくのが遅れたり、頭痛が引き起こされたりするのであまり視界がさえぎられない帽子が理想だと気づきました。

 

一方でキャップはツバが前についているので視界が広いです。

 

またさまざまな服のスタイルに合わせやすいと感じており、だからこそ私はキャップを取り入れたいと思っていたのです。

 

しかしここ数年、理想のキャップに出会えず、なかなか満足できるものが見つかりませんでした。

 

黒色のキャップなら似合うのですが、黒色だと太陽の光を吸収してしまい、暑くなってしまいます。真夏に黒のTシャツから白のTシャツに着替えたら、体感温度の違いに驚いたこともあり、夏の衣類の色選びは侮れません。

 

少しでも涼しいキャップを選びたいと思い、黒よりも明るい色のキャップを試してみました。ベージュやカーキなどを試しましたが、残念ながらどれも絶望的に似合わない…!

 

私のパーソナルカラー的に、鮮やかではっきりした色が似合う一方で、くすみカラーは似合わないという特徴があります。キャップってくすみカラーが多くないですか?

 

自分には手を出せないアイテムなのだろうか…と思いあきらめかけていたある日、ふと立ち寄ったスポーツショップの店頭に置かれた真っ白なキャップが視界に入りました。

 

白色は少し冒険でしたが、思い切って試着してみました。すると白色のキャップが意外にもよく似合ったのです!白色は私にとって盲点でした。

 

光を反射するので夏も涼しく被れます。

カジュアルにもキレイめにも被れるポテンシャル

白色のキャップはさまざまなコーディネートに合うこともわかりました。

 

シャツ・パンツ・サンダルといったカジュアルな装いにはもちろん、ブラウス・キャミワンピースなどのきれいめなスタイルにも意外によく合います。

 

カジュアルに振れがちなキャップですが、白だとモードっぽい雰囲気にも合わせやすいと感じており、手持ち服のほとんどのコーディネートに合わせられるので重宝しています。

 

おかげで日傘を差すほどではない初夏や、日傘禁止のフェスなどの場面で大活躍しています。とてもいい買い物ができました。

 

文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子