スーパーの駐車場で「ドアパンチ」の被害に遭った漫画家のmoroさんが、Twitterに投稿したマンガに大きな反響がありました。
小さい子が開けたドアが、自分の車にゴツッ!
ある日、moroさんがスーパーに車を停めて買い物から戻ってくると、隣に停めてあった車に、小さい子どもが乗りこもうとしているところでした。
後ろにいた親御さんが遠隔でロックを外すと、その子は自分ひとりで助手席のドアを開けました。小さい子には力加減が難しいのか、はずみでmoroさんの車にドアがゴツッ!助手席に座って今度はドアを閉めようとしたところ、反対に大きく開いてしまい、さらにもう一度moroさんの車に当たってしまいました。
親御さんは後ろからゆっくり歩いてきて運転席に座り、そのまま走り去ってしまったそうです。
「うちの車には車体を守るための『ドアディフェンダー』がついているので、傷などはつかなかったのですが、万が一車を傷つけてしまったら、修理代は数万円から数十万円かかることも…。『ごめんなさい』では済まない事態になってしまいます。私も含めて、お子さんがいる人は気をつけないと、と思ってTwitterに投稿しました。
子どもが自分でドアの開け閉めをするとケガをする恐れもあるので、できるだけ大人がつき添ってあげたいですよね。私は子どもが中学生になった今でも、ひとりで開け閉めさせないようにしています」
同じ被害に遭った人から「ドアディフェンダー」への問い合わせが
実はドアパンチの被害に遭ったのは、今回が初めてではなかったというmoroさん。6〜7年前、車を買って2週間もたたないうちに、サービスエリアで同じようにドアをぶつけられてしまいました。そのときも、声をかける間もなく車は走り去ってしまったそうです。
「ぶつけられたところがへこんでしまって、自費で修理に出したら、4〜5万円かかりました。これに懲りて、ドアディフェンダーを購入してつけたんです」
このときの相手は大人。Twitterのコメントには、子どもだけでなく大人による「ドアパンチ被害」も多く寄せられたそうです。
「思っていた以上に『うちもやられました』というコメントをたくさんいただいて驚きました。ほとんどの方が、泣き寝入りしてしまっているんですよね。私の投稿で初めて知った人もいたみたいで、ドアディフェンダーへの問い合わせも多かったです。わが家が購入したのはマグネットで取りつけるタイプで、片側で1万2000円と決して安くはないのですが、車の修理代を思えば惜しくありません」
ちなみにmoroさんは、風が強い日に、風にあおられたドアをサイドミラーにぶつけられてしまったという体験もあるそう。ドアの開閉には細心の注意を払いたいですね。
PROFILE moroさん
2児の母。子育てマンガやハンドメイドの記録をブログやTwitter(@moro00000)で発信している。著書に『誹謗中傷犯に勝訴しました ~障害児の息子を守るため~』(竹書房)ほか。
取材・文/林優子 画像提供/moro