香ばしいにおいに食欲をかき立てられる焼きおにぎり。バター醤油にツナにチーズと、絶対に美味しい要素を詰め込んだ焼きおにぎりのレシピがSNSで話題になっています。
五感を満たす究極の焼きおにぎりが爆誕
Twitterにバター醤油にツナにたっぷりのチーズを詰め込んだおにぎりを投稿したのは、料理家兼イラストレーターのぼくさん(@boku_5656)。
ツナのうまみの味わい、手に取ると焼けてサックリとした触感、割るととろけ出るチーズの視覚効果、香ばしいにおい、焼きあがる音、すべてがパーフェクトに五感に働きかけてくる究極の焼きおにぎり。フォロワーからは「めちゃくちゃおいしそうですね!子どもら米はめちゃくちゃ食べるのですぐ作ります!!」「その美味しさと満足感は伝説級」などの声が寄せられました。
「もともと、子どもたちが焼きおにぎりが好きで、普段よりもお米を食べることから、『チーズが入っているとさらに食べるのでは?』と入れてみたところ食べっぷりもよく、バターと醤油の香ばしさでさらに食欲も増したようで好評でした。そんな食べ盛りの子どもにたくさん食べさせたい思いで生まれたメニューです」
作り方は簡単。炊飯器の内側にお米2合と、2合分に少々プラスした水を入れ、油をきったツナ缶を加えます。ノンオイルのツナ缶であれば丸ごと加えてOK。食べ応えのあるおにぎりにするなら2缶使用しても構いません。醤油大さじ2を加えて混ぜたら、通常炊飯スタート。炊きあがったらよく混ぜます。ベビーチーズ3~4個を半分に切って、6~8等分したごはんに入れて握ります。
薄く油をひいたフライパンにおにぎりを並べ、弱火で2分ほど焼いていきます。このとき、手でひっくり返すと熱いのでフォークなどを使うと便利です。側面も含めすべての面が焼けたら、しょうゆ・みりん各大さじ1、おろしにんにく小さじ1を混ぜたたれを塗って焼き、表面に焼き色をつけます。すべての面に焼き色がついたら、フライパンにバター5gを入れて溶かし、焼いたおにぎりの表面に絡ませたら完成です。
「普段、魚よりも肉を好みがちな子ども。魚を食べさせる機会が少なくなっていたのですが、ツナ缶は本当に救世主になってくれます。ツナと炊くことでうまみがしっかりとごはんに行きわたり、味わい深く仕上がるのです。とろけ出るチーズも絶品。子どもの好物が詰まった焼きおにぎりは、食が細い子にも食べてもらいたいし、これからの季節、暑さで食欲減退気味のときにも活躍してくれそうです」
ぼくさんの家では、子どもたちが集まるちょっとしたパーティーなどのイベントでホットプレートを使って大量に作ることもあるそう。みんなで焼き立てを頬張るのも楽しいですね。
PROFILE ぼくさん
「簡単でンンンまい〜」をモットーに、フライパンと電子レンジを駆使し、ややこしいスパイスなども極力使わないレシピを、Twitter(@boku_5656)をはじめさまざまなSNSやYouTubeチャンネルで発信。著書『多幸感で満たされる~!ぼく流 禁断のスイーツ』など12冊が好評発売中。
取材・文/加藤文惠 画像提供/ぼく