娘想いの母親をもつ心優しい主人公。一見その親子関係は穏やかなようにも見えますが、互いが相手を思いやっているからこそ向き合えないこともしばしば。「毒親」「自立」「恋愛」をテーマとした、福々ちえさんの贈る『息苦しいほど優しいママと逃げたい娘のお話』。
みなさんにとって、わが子の成長は嬉しいものですか?それとも自分の手から離れ行く切なさのほうがおおきいものですか?もし後者だったとき、子どもの自立をどう受け止めていくか、母親目線から考えてみてください。
【第44話】「娘に馬鹿にされた」は被害妄想?母の思い子知らず
娘が嘘をついているか確認するために、娘のひとり暮らし先へ駆けつける母。しかしタイミングが悪く、現場をおさえることができませんでした。
作戦が失敗に終わってしまったうえに、娘からは「いくら娘って言っても、連絡もなしに来るなんてどうかと思う」と言われてしまいます。
娘のお世話でなく夫の世話をしてあげたら?とまで言われ、母は自分自身で積み重ねてきたものが崩壊していくのを感じるのでした。
作/福々ちえ