女性は子どもを産んだら、仕事を辞めて子育てに専念するのが当たり前?

 

働く女性が少なかった時代「ワーキングマザー」として生きた鈴。彼女の生き方は、育児と仕事の両立に悩む私たちの心を励ましてくれます。保育園全滅で職場復帰を断念した女性が、祖母の生き様に触れて、自分の生き方を見つめ直していくストーリー。作者・芸子さんが、実の祖母を描いた作品です。

 

父親と末の妹を亡くした悲しみに暮れる暇もなく、終戦を迎えた鈴たち。鈴の兄・武は一家で洋品店を開くことを思い立ち、大繁盛させます。

 

ある日、武と出かけた街の喫茶店で、かつての級友・八重と再会した鈴。優等生だった八重でしたが、戦争によってその状況は大きく変わっていたのでした。

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【第26話】「父親のことを自慢してた優等生」の没落を知った日の帰り道

戦争で一気に変わってしまった八重の境遇に直面し、無言の帰路につく武と鈴。国民学校でハツラツとしていた彼女の姿を思い返し、鈴はある“お願い”を武にするのでした。


作/芸子