1日10記事、チラシ200枚配布を自分に課して

── いざ店舗を構えた後はどうなりましたか。

 

馬場さん:お店を構えた後も、集客には苦戦しました。「まず、お店を知ってもらわなきゃ」と、お店のブログを1日10記事投稿することと、チラシを200枚配ることを自分に課しました。

 

── ブログ10記事とチラシ200枚を毎日ですか!?

 

馬場さん:目標から逆算すると、それくらいやらないとダメだったんです。私は学生時代、陸上を10年間やっていたんですが、「目標から逆算して、何をしなければいけないか考える」という姿勢は、部活で学びましたね。

 

学生時代の陸上競技や、社会人としての営業経験が馬場さんを鍛えた

── それでも、毎日その数を続けるのはすごいです…!

 

馬場さん:39歳で起業して、真冬にチラシを配り続けるのはさすがに辛かったですよ。でも、3人の子どもたちも一生懸命手伝ってくれて。一緒にポスティングしてくれる小さな背中を見て、「くじけちゃダメだ」と思いました。そのうち、チラシやブログを見たママが、「こんなお店が欲しかったの」と、来てくれるようになったんです。

 

お客さまに想いを伝えることもすごく大切で、「仕事として成り立つか分からないけど、一生懸命やってる」と話していたら、ママたちがアドバイスをくれたり、お友達にお店を紹介してくれるようになりました。