2006年に結婚したダイアン津田夫妻。現在は3人の子どもにも恵まれ、子どもと一緒にゲーム配信をすることもあるといいます。しかし、2018年から夫の津田篤宏さんが、東京にも進出すると、家族にどんな変化が訪れたのか──。(全4回中の4回)

なんで家でゲーム配信…?

── 夫の篤宏さんは、お子さんと一緒にゲーム配信をすることもあるそうですね。

 

りえさん:子どもと一緒に『あつまれ どうぶつの森』とか、アクションゲームも配信してましたね。『あつ森』では、パパの島や子どもの島に行き来しながら、長男も後ろからヤンヤヤンヤとゲームに口を挟んで、楽しそうだなって思いながら見てます。

 

── ゲーム配信は、コロナ禍がきっかけですか?

 

りえさん:もともと、コロナ禍になる前から、ダイアンがコンビでYouTube配信をする話は聞いてたんです。個人チャンネルも、そのうちやってみようって話は出ていたようですが、具体的にいつから始めるとか、何も決まってないのかと思っていて。

 

そしたらコロナ禍になって、急に旦那が「ゲーム配信します!」って言い出したんです。もうそのときは、夫婦でめっちゃ喧嘩しました(笑)。

 

── どのあたりが、特に喧嘩の原因になったのでしょうか…?

 

りえさん:私がゲームをまったくしないので、ゲーム配信の需要がどのくらいあるかも謎だったし、ゲームを仕事にする意味もわからなかったんです。子どもらに「ゲームばっかしたらあかん…!」って言いながら、自分はするわけじゃないですか。それに、初期投資としていろいろ周辺機器を買わないといけないし、どこの部屋で、いつやるんだとか。そもそもどうしてゲーム?って思っていて…。

 

でも、結果として、家で何もしないよりはいいじゃない?って始めてみたら、配信を見ていただいた皆さんにも楽しんでもらっているようだし。今となっては良かったのかな、と思っています。

 

ダイアン津田さんの自宅テラス。家族で楽しく食事中

── ところで、お子さんたちはテレビでお父さん(篤宏さん)の活躍を見ることはありますか?

 

りえさん:上の子どもたち2人は、あんまりテレビを見てないんですよ。テレビよりゲームをしているほうが多くて。でも、以前は、友達から言われることも少なかったと思いますが、最近は学校でも、「お父さん、こんなんしてたよ」って言われることは、増えたみたいです。

 

そのせいか、子どもたちの返しスキルも上がってるみたいですね。

 

── たとえば、どういうことでしょう?

 

りえさん:もし、友達から「お父さん、おもろなかった」と言われても、「それで稼がせてもらって、俺の体ができてるからいいねん」って返したり。

 

長女も、パパを褒めてくれる人は当然嬉しいけど、そうじゃない人には「お前のお父さんよりおもしろい」とか、いろいろね、言い返してるみたいです(笑)。

パパの布団、用意しとくね

2人でニッコリ

── 2018年に、旦那さんは東京のお仕事にも進出されました。旦那さんのお仕事の幅が広がるにつれて、家族との過ごし方など変化がありましたか?

 

りえさん:あんまりないですね。旦那は、平日は主に東京で、週末に大阪に帰ってくることが多いんです。もちろん、毎週末帰れるわけじゃないですけど、マネージャーさんがうまくスケジュールを組んでくれて、木とか金、日曜に帰ってきたりで、10日間顔を見ないことは、ほとんどないですね。

 

それに、大阪にいたころから、平日も仕事や飲みに行くこともあったので、子どもと過ごす時間は、今と変わらないような気もします。

 

── 家族でも大きな変化はなく…?

 

りえさん:ただ、子どもたちは、前よりパパの存在を気にするようになりました。子どもたちから「パパは、いつ帰ってくるの?」って聞かれるんです。「日曜日だよ」って答えると、「じゃあ、あと何日だね」って楽しみにしてるみたいで。旦那が家にいるときは、一緒の部屋で寝ることもあるので、「パパの布団用意しておくね」って言ったり、わりと毎日のように、いつ帰ってくるのか聞かれますね。

 

── ちなみに、ご家族で東京に行くなど、考えたことはありますか?

 

りえさん:実際、旦那がどうして欲しかったのかわからないですけど…。私がずっと関西に住んでて、友達がいないとやっていけないタイプなんです(笑)。東京に行って、周りに友達がいなくて、旦那が家事やってくれる割合が増えるかっていったら、まったく増えないでしょうし。一緒に東京に行って、私ひとりでストレスと負担が増えるだけやなって思ったので、私が東京に行く選択肢は、まったくなかったですね。

 

── では、今の生活スタイルが合っているようですね。

 

りえさん:相変わらず、朝から昼から何度も旦那から連絡がきますしね。「夜だけ、心配だから帰ってきたら電話してね」って言ってましたけど、そんなん言わなくても朝も昼も何度も連絡が入るので。

 

それに、旦那はどこで何があろうと、子どもと離れられない人だと思います。いつも、喜怒哀楽激しくて、よく怒るし、よく泣いたりしてますけど(笑)。やっぱり家族を大事にしているし、これからも家族仲良くやっていけたらと思っています。

 

取材・文/松永怜