2006年にダイアン津田さんと結婚した、妻のりえさん。結婚して約17年、現在は3人の母としても奮闘しています。感情表現が激しいと語る夫とのやりとりや、夫の気持ちを上げるために、ある作業もしているのだとか。(全4回中の2回)

TikTokは秒で泣く旦那

── 結婚17年。 旦那の篤宏さんの良いと思うところは、どんなところですか?

 

りえさん:行動力があるし、決断力もある。何でも器用ですかね。一緒にいて楽しいです。

 

── 感情表現も豊かだとか。

 

りえさん:基本的に喜怒哀楽が激しくて、よく笑うし、よく泣きます。TikTok見て、泣いてたりしますね。この前は、レギュラー取れない野球部の子が、チームのみんなから感謝された話とか、深夜の工場の話や、家族の話題でも、秒で泣いてます。

 

ダイアン津田と長女 クリスマスケーキを前に嬉しそう

── 怒ることも、ありますか…?

 

りえさん:めっちゃ怒りますよ。子どもから何かワーワー言われて、そのとき気分じゃなかったら「今、邪魔せんといて!」って怒るときもあるし。でも、小学3年生の娘から「じゃあ、ギュウして」って言われると、もうデレデレなんですけど。

 

あと、旦那から1日に何度も電話が掛かってくるんです。昔、子どもがもっと小さかった頃とか、私も手が離せないときがあるんですけど。それでも何度も電話やLINEがくるんです。こっちも忙しいから、「はい、もしもし…!」って急いで出るじゃないですか。そうすると、「あ、もういいです…」って怒って電話を切られるっていう。

 

── 受け答えがそっけなく聞こえた、とかですか…?

 

りえさん:受け答えが適当って感じたんですかね。こっちも忙しいのをくみ取ってよって思うんですけど。電話の口調で機嫌を損ねるっていうのがけっこうあって、だいぶ理不尽やなって思います(笑)。

1日5、6回LINEか電話

家族で海を訪れて

── 旦那さんの電話は、結婚当初からずっとマメなのでしょうか?

 

りえさん:昔からずっと。スケジュールにもよりますが、一日仕事がみっちりの日もあれば、舞台の日もあります。舞台の日は、1日6公演の日もあって、合間の時間に都度LINEが来ますね。「今、何してるの?」って。LINEに応じないと、電話がかかってきますし…。今は、旦那が東京にいることも多いので、朝晩の電話かラインは絶対きますよ。用事がなくても、1日にLINEが5、6回あると思います。

 

── りえさんも、家のことをしたり、外出されることもありますよね…?

 

りえさん:いつでも電話に出れると思ってるやろ…っていう感じはしますね。それに、昼間の13時に電話で「何してるの?」って聞かれても、「別に、何もしてないけど…?」みたいな。私の行動を監視したいわけでもないだろうし、どういう目的で毎回「何してるの?」って聞いてくるんだろうって思いますけど。「今日は、こんな用事を済ませてきたよ」って話とかしてますよ。

 

── 旦那さんが、2018年から東京に進出し、週末に大阪の自宅に戻ることも多いそうですが、そのあたりも影響していますか?

 

りえさん:いや、東京に行く前からですね。旦那が大阪にいたころなんて、仕事の合間ごとに家に帰ってきていたこともあったので、もっと連絡多かったかもしれない(笑)。たとえば難波で仕事やと、自宅から劇場まで自転車で15分くらいなので、仕事の合間に帰ってきたりで。舞台のときは、舞台が1日4公演あったら、合間に私たち家族が難波に行ってお茶して、その次は旦那が家に帰ってくるとか。

 

ひとりで漫画喫茶なり、喫茶店なり行ったらいいじゃない…?って思うけど、それはできないみたいです(笑)。

 

── りえさんから、旦那さんに電話やLINEをすることはありますか?

 

りえさん:今は、旦那が平日は東京にいることが大半なので、朝に「おはよう」とだけ入れてます。日中は、向こうが何してる状態かわからないから、こっちからいきなり電話を掛けるとかは、まずないですね。

おママごとキッチンをDIYで

── 旦那さんが家にいるときは、どのように過ごされていますか?

 

りえさん:家でゴロゴロしてるときも、もちろんあるんですけど…。でも、家の模様替えをお願いしたり、何か作ることをさせる…と言ったらアレですけど(笑)、「今日、これ作ってくれたら嬉しいな」って、いろいろな提案はしてきましたね。

 

── 旦那さんは、動いている方がイキイキする、ということでしょうか?

 

りえさん:今はそうでもないんですけど…、以前は、仕事が2、3日空くと、不安がってた時期があったんですよ。コロナ禍より前ですが、連休になると、仕事戻れるかなって心配したりして。それで、どんどんマイナス思考になるんやったら、「こんなん作って欲しいわ〜」って作業をお願いしてたんです。「娘のおママごとキッチン作って欲しい」とか、DIY的なことも頼んでましたね。

 

旦那は、もともと料理もするし、自分で何か考えて、モノとか創作する作業も好きだと思うし。

 

──結果的に、気分も良く過ごせそうですしね。

 

りえさん:暇を与えないほうがいいなって、思う人ではありますね。何か作ったり、犬と遊んでるときも楽しそうですし。いつも感情表現豊かですけど、やっぱり一緒にいると楽しいですね。

 

取材・文/松永怜