寝る前の娘たちは踊りになぞなぞに、マジックショーまで

── 2時間とは長いですね。その間どんなことを?

 

池田さん:娘たちはベッドで飛び跳ねてはしゃいだり、『こびと図鑑』のダンスを踊ったり、でんぐり返しをしたり、変ななぞなぞを出してきたり…。

 

最近のブームはマジックショーです。ジャングルジムにタオルケットをかぶせ、お姉ちゃんがそれをヒラヒラさせる間に妹が下からスッと入ってきて、「じゃじゃーん」と現れる。

 

観客役である私は拍手を強要され(笑) 、毎晩いろんな遊びにつき合わされています。

 

寝るのが遅いから、2人とも朝が弱いんです。次女はベッドのなかから全然出てくれないので、布団のなかで着替えさせて、階段をおぶって運んで歯を磨かせるのが朝のルーティンになっています。

 

「娘たちは元気でまあよく動く。膝の上で大人しく座っていたかと思えば、急に立ち上がるので顎にアッパーを食らって、目の前に星が飛ぶことも(笑)」

あまり甘やかしてはいけないなと思いつつ、ちょっとした移動も「パパ運んで〜」と言われて、つい応えてしまうんですよね。

 

── 朝から体力を消耗しますね。

 

池田さん:おまけに運び方にも細かいリクエストがあって、最初は「お姫様抱っこで運んで」だったのが、そのうち「ボールみたいにボンボンって言いながら運んで」とか、「飛行機みたいな運び方をして」と。

 

さらには、「(ゲームの)ピクミンみたいに運んで」と要求がどんどんレベルアップしています(笑)。

 

── リクエストが激ムズですね(笑)。「ピクミンのように運ぶ」というのはちょっと想像がつかないのですが…。

 

池田さん:まず、植物であるピクミンを引っこ抜くところから始まります。引っこ抜いて投げられ、最後は「ホワンホワンホワ~ン」と効果音つきで死んでいく。その一連のストーリーをひと通りやらされます(笑)。

 

ちょっと変わったことをしてほしいというのが子どもたちにあって、さらに姉妹の間でも「お姉ちゃんとは違う方法で運んで」と自分だけの特別感を求められるので、なかなか大変なんです。