まるでCGと見間違うようなキャラクターに扮しているのは、コスプレイヤーとして活動する鷹村アオイさん(47)。Twitter(@aoi_takamura)のフォロワー数が11万人以上の人気レイヤーです。SNSで実年齢を公表し、3万超のいいねを獲得して話題に。そんな鷹村さんにレイヤー活動で感じるリスクや、キャラクターになりきるための極意を聞きました。

ある日、まとめサイトに家族のことが書かれていた

── 現在、2人の女の子を育児中だそうですが、お子さんがコスプレに興味を持ったらどうしますか?

 

鷹村さん:子どもが自分からコスプレを「やってみたい」って言ったら自由にやらせますが、無理やり誘うようなことはしないようにしています。

 

コプスレイヤーの鷹村アオイさん
母の顔も持つ鷹村さん。Twitterでは、2人のお子さんとのやりとりも好評

── 自分の趣味を、子どもたちには無理強いはしないのですね。

 

鷹村さん:コスプレは基本的には顔が出てしまう。SNSに画像を載せると、好意的なコメントばかりではないと思うんです。心ないコメントにまだ耐性ができていないうちは、させたくないんです。

 

── 鷹村さんも、顔出しで活動することで嫌な思いをしたことがあるのでしょうか?

 

鷹村さん:ありますよ!やっぱり目立ってくると叩く人も出てきます。それを受け流せるマインドが必要なんです。娘にはそういうつらい体験はしてほしくないなって思っています。

 

私は年齢を公表していますが、年齢を出さないほうがいいっていう考え方もいて、どちらも間違いではない。でもネット上では、自分の考え以外は認めないっていう人たちも一定数いるように感じます。「あなたはそういう考えなんですね」ってお互いを尊重できれば良いんですけれどね…。

 

── レイヤーとして活動されるなかで、困ったことなどありましたか?

 

鷹村さん:ネットでの発言がバズったときに、『Yahoo!ニュース』に取り上げられたことがあったんです。そうしたらその直後に、「まとめ記事」で「鷹村アオイの出身校は?」とか「夫は? 」という内容が掲載されて。

 

子どもの顔はSNSではいっさい公表していないのですが、自分の家族の情報を探している人がいるんだと思うとすごく怖くなりました。だから娘たちも、自分で行動に責任が持てるまではSNSは控えてほしいなと。