まるでCGと見間違うようなキャラクターに扮しているのは、コスプレイヤーとして活動する鷹村アオイさん(47)。Twitter(@aoi_takamura)のフォロワー数が11万人以上の人気レイヤーです。最近SNSで実年齢を公表し、3万超以上のいいねを獲得して話題に。そんな鷹村さんにコスプレを始めたきっかけについて聞きました。

 

鷹村アオイさん
左はコスプレを諦め子育てを頑張っていた30代の鷹村さん。右と同一人物とは思えない!

友人から勧められ「エヴァンゲリオン」のコスプレでデビュー

── コスプレはいつごろから始めたのですか?

 

鷹村さん:19歳からやっています。最初は同人誌を描いていたんです。同人誌を売る即売会で頒布をするときに、同じジャンルのキャラクターのコスプレをしたら楽しいんじゃないかなと思って始めたのがきっかけです。

 

── 同人誌というと、東京ビッグサイトで開催される『コミックマーケット』が有名ですが、そのような大きなイベントに参加されていたのですか?

 

鷹村さん:いいえ。当時は地元の小さなイベントに参加していました。友人から「似合う」と勧められて、『新世紀エヴァンゲリオン』の赤木リツコのコスプレをしたんです。

 

コスプレイヤー・鷹村アオイさん
『新世紀エヴァンゲリオン』の赤木リツコのコスプレ。左は20代、地毛でコスプレしていたときの一枚。右は30代で再挑戦したときのもの。完成度がどんどん上がっている

── 19歳にしては大人っぽいキャラですよね。コスプレの衣装などはどうやって用意するのですか。

 

鷹村さん:当時は手作りするしかなかったので、自分で作っていました。でも今は既製品が売っているし、オーダーもできるので、選択肢が広がりましたね。

 

── コスプレがアンチエイジングに繋がっているとSNSで発言されていましたが、育児のためにやめていた時期もあるのですか?

 

鷹村さん:あります、あります! 31歳と35歳で出産しているので、その前後の期間を含めて考えると、30代はほぼコスプレができなかったですね。じつは20代にも、コスプレをやめていた時期があるんです。

 

── それはどういう理由で?

 

鷹村さん:ずっとオタクだったけれど、急に「陽キャ」になってみたいって思って(笑)。スノーボードにハマって、24歳から28歳の4年間はずっと「ウェイウェイ〜」みたいな(笑)コミュニティに入っていました。でもオタクって、ほかのことに目を向けても、結局オタクのままなんですよ。それに気づいて、またコスプレに戻りました。

 

── 何がきっかけで、またコスプレを?

 

鷹村さん:コスプレをしたいキャラクターができたんですよね。コスプレをやるきっかけって、衣装を着るのが楽しいとか、みんなで集まってワイワイするのが好きとか、人それぞれだと思うんです。私の場合は、子どもの頃にセーラームーンのまねごとをしたような“ごっこ遊び”の延長に近いんですよ。