── 芸能か学業か、どちらかの活動量を減らすことは考えませんでしたか?
野村さん:仕事はそのときにしかできないことだったと思いますし、私は学校も好きだったので、どちらかを選ぶという考えはありませんでしたね。マネジャーにお願いして調整してもらっていました。
後から同級生に聞くと、撮休日だった水曜くらいしか学校には来ていなかったと言われましたけど(笑)。
今だから言えますが、朝に帰ってきてそのまま学校に行ったこともありました。
疲れ果てお風呂でウトウトしてしまい、頭を打ってしまったこともありましたね。
仕事も学校も大勢の人が関わっていく
── ドラマ『木曜の怪談』シリーズでは、ジャニーズ事務所に所属していた滝沢秀明さんや今井翼さんたちとも共演しました。
野村さん:中学生のころは、同年代の共演者でスタッフも若く、みんなで楽しく作り上げていく楽しさがあり、怪談ものでは山奥のロケ地に行ったりすることもありました。
── 学校や勉強のどういうところが好きでしたか?
野村さん:みんなで作り上げていくということでしょうか。
仕事の現場も大勢の人が関わって完成させていくのと同じで、学校もたくさんの人が集まり積み上げていくようなところは似ていると思います。
理数系の科目は苦手ですが、自分が知らないことを知ることが好きで、知識欲というか探求心はありました。
── 当時の学校や同級生は、野村さんの活動に理解があったのですか?
野村さん:学校外や修学旅行先で騒ぎになったときは、守ってくれたので、ありがたかったです。
当時は忙しすぎて、自分が出ている番組や雑誌などをみる暇がなかったので、注目される実感がなく不思議な感覚でしたね。