子役だけではなく、モデルもする小・中学生「チャイドル」の元祖とも言われる野村佑香さん(38)。現在も芸能活動をしながら、ふたりの女の子の子育てに奔走していますが、少女時代は学業との両立は常に意識していたそうです。(全3回中の2回)
髪を切ったり染めたりしていいのか
── 幼いときから活動をしてきた野村さんが感じてきた、“縛り”や“殻”のようなものがあるということですが。
野村さん:たとえば、髪を切ったり、染めたりしていいのかということが、いちいち気になってしまいます。
加えて、今はママという立場もあるので、年をとるにつれて自分の役割が重なり、増えていく印象があります。
── チャイドル時代は、制限やルールのようなものは厳しかったですか?
野村さん:私が小学生の終わりから中学生のころは、安室奈美恵さんの「アムラー」全盛期で、細い眉毛か流行っていましたが、「そのまま太くしていてね」とは言われました。
髪も黒いままでと言われていましたが、当時は忙しすぎて、仕事以外で自分の格好に気を遣う余裕はありませんでしたね。
お風呂でウトウトして頭を打つことも
── 当時はかなりハードな日々だったようですが、学校との両立はつらくなかったですか?
野村さん:すごく楽しくて、恵まれていたと思います。
仕事では、いろいろな所でいろいろな体験をさせてもらい、学校では同年代の自分に戻ることができて、体育祭や文化祭に参加して、自分なりに頑張っていました。