SEKAI NO OWARIの「Habit」で振付を手がけ、一躍有名になったパワーパフボーイズの3人。仲の良い友達として何事も楽しむことを大事にしつつ、ますます活躍の場を広げようとしています。今、どんな未来を思い描いているのでしょうか(全4回中の4回)。
ダンスの先生に言われた「プロの条件」が深かった
── これまで影響を受けた人や言葉はありますか?
naoto(ナオト)さん:影響を受けた人はたくさんいるんですけど、最初に習ったダンスの先生からの言葉は、今長い時間をかけてその意味をかみしめています。
その先生は、「ダンスにおいて、“うまい”っていうのは、別に誉め言葉じゃねえ」って言っていて。「うまいっていうのは、別に技術を磨けば誰でも後からついてくるものだし、うまいっていうだけで終わらせてたら“つまらない”って言われてるのと一緒だよ」って。
「うまい」以外の形容詞…たとえば“しなやか”とか…なんらかの感想を持たせるじゃないけれど、「何かを感じさせられないとプロじゃない」と言ってたんです。
当時は、まだダンスを習い始めたばかりだったので、「うまくなきゃ、何も始まらなくない?」って思っていたのですが、こうやっていろいろなお仕事をしたり、人前に立ったりすることが増えてきた今、「めちゃくちゃ深い言葉だ」と思うようになりました。
最近は、僕たちのダンスを見てくれた人に何かを感じてもらえるようにパフォーマンスをしたいなって思うし、振付を作りたいなって思っています。