一番嬉しかった「SEKAI NO OWARIからの言葉」
──「Habit」は2022年に「Video of the Year」や「日本レコード大賞」を受賞するなど、とても大きな反響がありました。みなさんはどう感じていましたか?
KANさん:「僕らが振付をしたからバズったんだ!」というより、素敵な曲があって、MVをかっこよく構成・演出した池田監督がいて、SEKAI NO OWARIのみなさんやスタッフのみなさんがいて、振付師の僕たちがいた、っていう結果だと思っています。チームで受賞できたものだと思うので、感謝です。
AOさん:SEKAI NO OWARIのみなさんや監督はもちろん、衣装さん、ヘアメイクさん、カメラさん…そういう制作の人たちが僕たちよりも圧倒的にキャリアが上で。とてもレベルの高い人たちのなかで、まだ有名な振付師になれていない僕たちを信じてくださったことにすごく感謝しています。
池田監督も言ってくださるんですけど、僕たちのおもしろさを信じてくださって、僕らが僕らのままで楽しんでいるところを、池田監督含めてみなさんが好きでいてもらえたのが大きかったのかなと思っています。
みなさん、僕らのことを「先生」って立ててくださって。だから、そうした想いや期待にちゃんと応えたいし、僕らのままでいなきゃいけないなと思っています。変に取り繕うわけでもなく、自然な僕らのままでこれからもやっていくという。
── 作り手のみなさんからの特に嬉しかった言葉はありますか?
AOさん:Fukaseさんが(『MTV VMAJ』の)年間最優秀MV賞を受賞されたときに、「パワーパフボーイズのみんなと池田大」って僕らの名前を出してくださったんです。それに写真も。振付師って、ある意味裏方なのですが、あんなふうに名前を出していただけることはそんなにないと思うので一番嬉しかったですね。