TikTokの総再生回数が25億回を超え、大きな話題を呼んだSEKAI NO OWARIの「Habit」。特にダンスは「クセになる!」と、MVを真似て踊る人が急増しました。振付を手がけたのは、ダンス好き3人で結成されたユニット「パワーパフボーイズ」。いっけん偶然に見えた3人の出会いは“必然”だったのです(全4回中の1回)。

 

パワーパフボーズのKANさん(左)、AOさん(中央上)、naotoさん(右)
パワーパフボーズのKANさん(左)、AOさん(中央上)、naotoさん(右)

マイケル・ジャクソンに憧れて

── まずはそれぞれ、ダンスを始めたきっかけを教えてください。

 

naoto(ナオト)さん:マイケル・ジャクソンが好きな両親の影響で、音楽に囲まれて育って、小さいころから真似して踊っていました。「ダンスしたいな」という気持ちも育って、そのまま習うようになりました。

 

AO(アオ)さん:僕もマイケル・ジャクソンが好きでした!でも、ダンスを始めたきっかけは、小学3、4年のころ、ニューヨークのブロードウェイのミュージカル『シカゴ』が来日公演をした際に観に行ったときです。「こういう舞台に立ちたい!」って思ったんです。

 

でも、実際にダンスを始めたのは大学生になってからです。それまでずっとスポーツをしていました。小学5年生から高校3年生までずっとテニスを続けていて、サッカーや他のスポーツもしていましたね。

 

『シカゴ』の来日公演を観てから、ずっと「ダンスをしたい」と言い続けてはいたんだけれど、「スポーツをしなさい」と親から言われて。大学生になってから「自分の好きなことを自由にやりたいなあ」と思ったんです。それで「やりたーい!」とお母さんに伝えたら、「好きにやれば?」と受け入れてもらえました。

 

KAN(カン)さん:ノリです(笑)!(周囲を見渡して)…えーっと、僕が小学5年生のときに、お姉ちゃんがダンスを始めたのを見て、「楽しそう!」みたいな感じで始めました。

 

パワーパフボーイズ
おそろいのTシャツでますます仲良し感が