競泳用水着のデザイン監修も楽しい仕事のひとつ
── 現役を引退してから、現在はスポーツキャスターとしてよくテレビで拝見しますが、ほかにどんな活動をされているのでしょうか。
寺川さん:所属しているミズノでコーチとして指導をしたり、全国各地で開催される水泳教室で子どもたちを教えたり、講演会で登壇するなど、水泳の普及に努めています。
ほかにも、2014年からミズノの競泳用水着のコレクション(TERAKAWA AYA COLLECTION)を監修させていただいています。
年2回の発売に向けて、毎回、デザイナーさんとやりとりを重ねています。
競泳用の水着は落ち着いた色やデザインがほとんどですが、現役時代から、“もっとファッション性の高い水着があればいいな”と、ずっと思っていました。
お気に入りの水着を身につけて練習することで、気分があがって楽しめるきっかけになれば嬉しいです。
── 水泳教室のコーチもされていますが、どんなときにやりがいを感じますか?
寺川さん:もっとも嬉しいのは、子どもたちや保護者の皆さんから「楽しかった!」と言ってもらえる瞬間ですね。やりがいを感じますし、達成感や充実感にもつながっています。
── ご自身のお子さんにも水泳を教えたりされるのでしょうか。
寺川さん:いえ、それはないですね。通っているスイミングのコーチの方針がありますし。私がいろいろ言って子どもが混乱するといけないので、コーチにお任せしています。
子どもから水泳について質問をされても「先生に聞いてごらん」と答えていますね。
ただし、夫は私と違って、あれこれ言いたいタイプ。放っておくと、熱血指導をしそうなので、ちょっと注意して見ています(笑)。
── 寺川さん自身は、いまもトレーニングは続けていらっしゃるのですか?
寺川さん:最近はかなりサボっています。週1回ジムに行って、トレーナーさんについてもらっていますが、それ以外は何もしていないですね。
ただ、運動不足になりすぎないように、電車に乗るときにはひと駅先の駅まで歩いたりしています。
── それはぜひ見習わなくては(笑)。
寺川さん:もともとめんどうくさがりで、できればグータラしていたいタイプなので。意識しないと、どこまでもダラけてしまいそうで、怖いんですよね(笑)。