鈍感な夫に対して妻がとった豪快な「お返し」

それでも夫は「両親も喜んでいたよ」と言うだけ。彼女がどんなに大変な1週間を送ったかはわかっていなかったようです。

 

よほど楽しかったのか、その後、義両親は数か月に1度は来て1週間ほど滞在するように。

 

狭い2DKで大人4人になると、息がつまりそうだったとショウコさんは言います。それでも夫は「いいじゃないか、孫の顔が見たいんだよ」と言うだけ。

 

「気持ちはわかるけど、ひんぱんに来て、その間の食費さえ出さないんですよ。私が退職してからは経済的にも大変なのに」

 

なんとか大変なことをわかってもらうにはどうしたらいいか、ショウコさんは考えました。

 

自分の両親にそのことを話し、協力してもらうことにしました。妹一家にも声をかけました。

 

「3連休のときに、前日の夜から両親と妹一家4人に来てもらって、連休中、ずっとどんちゃん騒ぎをしたんです。

 

朝から妹の子がギャン泣きしたり、ケンカしたりと大騒ぎ。あげく両親は夫に『どこか行きたいわあ、連れてって』とねだってくれました」

 

夫はときおり困惑したような顔をしていましたが、必死にショウコさんの両親と妹一家につき合ってくれました。

 

「でも3連休が終わったとき、“3日間って長すぎじゃない?オレ、疲れたよ”とげんなりした様子。だから『え、みんなうちの子と遊びたいって。あなたの両親ほど長くは滞在してないわよ』と言ってやりました。

 

さすがの夫も気づいたようで、翌週来る予定だった彼の両親に『悪いけどしばらく来ないでほしい。家族の時間がほしいんだ』と言ってくれました」