デーモン閣下風白塗りメイクをする理由
── ちなみに今回は、狐のお面をつけてのインタビューでしたが、メディアに登場するときには、ヘヴィメタルバンドの「聖飢魔II」のような白塗りメイクをされていますよね。いったいなぜですか?
島袋さん:
理由は2つあります。まずは身バレを防ぐため。マスクと違って表情も分かり、顔で笑いを取ることもできるので、一石二鳥かなと思って(笑)。
もうひとつは、単に、聖飢魔IIのデーモン(小暮)閣下の大ファンだからです!閣下は今年で10万歳なので、私も10万歳まで生きてやる!という気持ちでいます。
── ファンになったきっかけはなんですか?
島袋さん:
悪魔なのに倫理観も高いし、頭がよくてトークも面白いですよね。何よりも歌が本当にうまいんです!
私にとって理想の男性ですね。でも、あそこまで頭のいい方だと、私は勉強がまったくできないのでイライラさせてしまいそう…。
家にはCDやグッズもたくさんあります。1人でミサ(聖飢魔IIのライブ)にも行ってみたいですね。今後の目標のひとつです。
── 結構なガチファンですね(笑)。ほかにも今後、やってみたいことはありますか?
島袋さん:
漫画はずっと描き続けていきたいですね。機会があればギャグ漫画以外のジャンルにも挑戦してみたいなと思っています。
プライベートでは、たくさん一人旅がしたい。最近だと、東京に行ったり、近場で伊勢のほうをブラブラしました。
実は、もうひとつ、密かに考えている夢があるんです。それは、お金を貯めて自分の家を買うこと。今住んでいる三重県は環境がよくて気に入っていますし、土地の値段も安いので、この辺りもいいなあと思ったり。そのためにも、もっとお金を貯めないと、と思っています。
PLOFILE 島袋全優さん
1991年沖縄県生まれ。漫画家を目指していた専門学校の在学中に潰瘍性大腸炎を発症。入退院を繰り返しながら、2013年に『蛙のおっさん』で漫画家デビュー。闘病体験をつづったギャグ漫画『腸よ鼻よ』が注目を集め、「次にくるマンガ大賞 2019 webマンガ部門」では第3位を受賞。
取材・文/西尾英子 画像提供/島袋全優