豊胸手術をした人も受けられる

── 検査の痛みがない以外にもメリット、デメリットはありますか。

 

高原先生:
メリットは痛くない、被曝がないことのほかに、マンモグラフィーを受けられない豊胸手術をしている人も受けられることですね。

 

授乳期の人は対象にしていませんが、しこりがあれば受けて良いとしています。

 

デメリットはMRIの音が検査中少しうるさいことと、費用だと思うので、行政に無料に向けて働きかけたいと思います。

 

胸を見せることなく検査着を着て受けられる

── これからの展望を教えてください。

 

高原先生:
この手法を開発して、4つの病院で受けられるようになったのが2018年3月です。現在、4年半がたち39の病院で受けられるようになりました。これまで1万7000人が受診されました。


この無痛MRI検査が5000円で受けられるように補助を始めた自治体もありますので、こういったことを広めたいと思います。大企業にも、職場検診でマンモグラフィー、エコー以外にMRIも選べるようにしてもらえないかと働きかけています。


取材・文/天野佳代子 写真提供/高原太郎