大学卒業後はテレアポの仕事を
── では大学卒業後は、すぐにラジオ番組で仕事をすることに?
namiさん:
1年間は一般企業で働いていました。家族との約束で、ラジオや芸能関係以外の世界も知っておいたほうがいいということで、美容系企業のテレアポの仕事をしていました。
声の技術を活かすことができて、成績はすぐに伸びましたよ(笑)。
その後、今の会社の代表を紹介していただき、ラジオDJとして活動を続けています。
自分の好きなことが仕事になり、テレビやPVで観るスターやアイドルを間近にする機会もできましたが、ひとりのファンとして接することができないのは、複雑なところですね。
── これからはどのような活動を?
namiさん:
特にラジオやMCの活動を通じて、韓流やK-POPの情報をファンのみなさんと共有し、みなさんの推しのサポートをしていければと思っています。
── 現在は第4次韓流ブームとも言われますが、どうみていますか?
namiさん:
BTSやTWICEの世界的な成功を受けてその弟分や妹分的なグループが次々とデビューしているような状況だと思います。
「aespa」(エスパ)や「IVE」(アイヴ)のコンサートに行くと、親子連れも多く、親は「東方神起」や「BIGBANG」世代の人たちが多いようです。
ドラマや映画出演から火がつく
── namiさんが30、40代の女性にお勧めの、これからブレークしそうなアーティストを教えてください。
namiさん:
私がかつて夢中になった「CNBLUE」のヨンファさんもそうでしたが、ドラマ出演からその人が所属するグループに火がつくパターンがありますね。
30、40代になると、若いアイドルグループはキラキラしすぎて手が届きにくいと思う人もいるので、ドラマや映画の出演者から興味をもつケースがあります。
たとえば、Netflixのロマンス時代劇『恋慕』で本格的にブレークしたロウンさん(26)ですが、9人組のボーイズグループ「SF9」のメンバーです。
男装したヒロインと恋に落ちる役を演じていますが、190センチの長身を活かした剣さばきも見どころです。
先日、ソロでのファンミーティングで来日。そのときに撮影した茶の湯や書道にチャレンジする動画をYouTubeで視聴できます。
日本語も堪能で、本人やグループもこれからますます人気が出ると思います。
6人組のボーイズグループ「ASTRO」(アストロ)のチャウヌさん(25)もさらなるブレークが期待されます。
“顔天才”の異名があり、SNSでも“完璧”な写真が毎日更新されています。先日、神戸と横浜でソロのファンミーティングを開くほどの人気がすでにあります。
来年1月に名古屋で開かれるK-POPフェス「KROSS」に、ソロでの出演も発表されました。
さらに、韓国のWeb漫画が原作のドラマ『ワンダフルデイズ』の主演が決まっているので、さらにファン層が拡大するのではないでしょうか。