大人と子どもの時間の感覚は違うという話はよく耳にしますが、生まれてから数年しか経っていない子どもたちにとって「過去」とはどんなものなんでしょうか?るしこさん(@39baby_com)が描いた、子どもの時間の捉え方について考えたくなる興味深い作品をご紹介します。
「赤ちゃんはオムツでおトイレするよ」に驚く息子…
まずは、1.1万いいねと注目されたこちらの漫画。
3歳の息子・Jr.くんのトイレタイムのこと。
トイレの外で待っていると、るしこさんは「あかちゃんはちいさいけど、どうやっておトイレするの?」と尋ねられました。
「どうやってすると思う?」と逆に質問してみると、「ちいさいおトイレでする!」という回答が。
「おまるもあるね。でも大体の赤ちゃんはオムツでするよ」と、るしこさんが答えると…?
「それはないよぉ!おしりについちゃうじゃん…」と、Jr.くんは信じられない!という表情。
これを聞いて、ずっとトイレトレーニングに付き合ってきたるしこさんの気持ちは複雑…。「半年前まで何言っても、パンツ断固拒否してた人の言葉かい?」と呟いたのでした。
「半年前」というと、大人にとってはついこのあいだのことですが、めまぐるしい成長のなかにいる子どもにとっては、もう覚えていないくらい過去のことなのですね…。
「ママのお腹にいた頃」と「紀元前」は一緒?
さらに、別の角度で「3歳児にとっての過去」を垣間見るこんなできごとも。
ある日、テレビに映った古代ローマ時代の露天風呂の遺跡の様子を見て、「おんせんないよ?」とJr.くんは不思議そう。
るしこさんは「古代ローマっていうずっと昔の時代に温泉があって、昔の人たちが入っていたんだって」と説明しました。
すると、「あー、じゃあ、じゅじゅはおなかのなかにいたときかぁ~」と言うJr.くん対して、思わず「そりゃ割と最近だなぁ…」とるしこさん。
紀元前と3年前がいっしょくたになっているのがなんともかわいいですね…!
確かに、子どもにとって「過去」は「昨日」「去年」など身近なところから始まり、親から聞く「赤ちゃんのとき」「お腹にいたとき」が想像しうる限界なのかもしれません。自分が存在するより前の時間があるという考え方はちょっと難しそうです。