バービーさん(38)とコンビを組むフォーリンラブのハジメさん(38)に10月、ついに女の子が産まれました。2014年に2歳年上の妻と結婚し、なかなか子宝に恵まれなかったハジメさんですが、原因は自身にありました。過酷な現実を突きつけられたハジメさんは、妻とどう話し合い、行動してきたのでしょうか(全3回中の1回)。
メチャクチャ育児がしたい!
── 悲願の赤ちゃんおめでとうございます。パパになっていかがですか?
ハジメさん:実は妻は里帰り出産で、1か月検診が終るまでは実家なので、僕が子どもに会えるのは週に1、2回なんです。
そのときだけですが、3時間に1回授乳になるので、おしめだけでも交換したり、母乳の代わりにミルクをつくってあげたりしています。
3人で暮らして、メチャクチャ育児をしたいので、はやく帰ってきてほしいですね。
こちらでは、ベビーベッドを入れて部屋の配置を変えて、先輩方が僕たちのためにとっておいてくれたベビーグッズを揃えているので、準備万端です。
新生児のころは夜泣きで眠れないと思いますが、大変なことも含めて今しかない時期なので、楽しんでいこうと思います。
寝かしつけの歌は効果抜群
── とても前向きですね。3人での暮らしはどう考えていますか?
ハジメさん:僕はこれから芸能とは別の仕事も始めるので、いつも家にいることはできませんが、夜は沐浴やおしめ交換はできるので、楽しんでやれたらと思います。
子どもが生まれたから、自分中心の生活でなくなるのではなく、育児が楽しいから子ども中心の生活になるのではないかと思います。
僕の寝かしつけやあやしはすごい効力で、義理の父母も驚くほどなんですよ(笑)。
「アナタの名前は…♪僕の名前はハジメ~♪」というような自作の歌を聞かせると、すぐに落ち着くんですよ。生まれる前から、お腹に向かって聞かせていたからかもしれません。
── どのような育児をして、どのようなお子さんに育てたいですか?
ハジメさん:6年間の不妊治療でやっと授かった子です。妻と僕の年齢を考えても2人目は考えづらく、ひとりっ子の可能性が高いと思います。
なので、まわりのお子さんと過ごす場所を提供していきたいと思います。
家で遊ぶことも楽しいと思いますが、なるべく外に出してコミュニティに参加させてあげたいですね。
そして、自分がやりたいことを見つけ、それに周囲の人がついてきて応援してくれるような子に育ってほしいと思います。
芸人になる?いやいや…どうでしょうか(笑)。
持病があるのでその影響も
── そんなかわいらしい娘さんを授かるまで6年間の不妊治療をしたとのことですが、始めたきっかけを教えてください。
ハジメさん:単純に避妊をしなければ、いつかは自然に授かるものだろうと僕は思っていました。
ただ、4年くらい経っても授からなくて。2歳年上の妻が当時33、4歳に。35歳になると卵子の数が格段に減るという話を聞いて、不妊治療を意識しました。
僕は持病があるので、その影響もあるのかと。先に僕が検査を受けた方が、妻の負担も軽くなると思い、ネットで男性不妊専用の病院を探して検査をしました。
命に直結するので緊張して
── 最初の男性不妊専門の病院での検査はいかがでしたか?
ハジメさん:病院の受付が女性だったのは少し抵抗がありました。
昔あったフィルム入れのような透明のケースを渡され、防音のひとりカラオケ室のような採精室に通されました。
テレビとソファのある部屋で、エッチな雑誌やDVDが置いてあり、そこでみずからの精液を採取します。
普段は何とも思わない行為が、命に直結するかと考えると、とても緊張してしまいました。
それを受付の女性に渡すのですが、彼女たちも事務的にやってくれているのだと思いますが正直、恥ずかしかったです。
ショックでしたが次のステップへ
── 結果はよくなかったのですね?
ハジメさん:精子の活動率が悪いという結果でした。ショックでしたが、先生がすぐに2つの改善方法を提案してくれたので、前向きになれました。
ひとつは漢方薬の服用と、もうひとつは精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)の手術でした。
その話を持ち帰り、今度は妻が検査に行くことになりましたが、結果は問題がありませんでした。
人工授精も2回試みましたが、うまくいかなかったので、僕が手術をすることに迷いはありませんでしたね。
PROFILE ハジメさん
1984年、和歌山県生まれ。2007年にバービーさんと「フォーリンラブ」を結成後、お笑い番組など出演多数。’14年に結婚。この10月に不妊治療の末、待望の第1子誕生。YouTubeの『釣りハジメ』ではフィッシング情報も発信。
取材・文/CHANTO WEB NEWS 写真/ハジメ