おくるみやスリーパーをかけて寒さ対策をしよう
── では、掛け布団を使わずに寒さ対策はどうすればいいのでしょうか？
愛波さん：
おくるみやスリーパーを活用してください。寝返りの兆候がみられるまでは、おくるみを使いましょう。
蓑虫のようにクルクルと大きな布で包んであげることで、赤ちゃんにとってもママのお腹にいたときのような環境になり、安心して眠れるメリットもあります。
自己流でおくるみをしてしまうと、股関節脱臼をおこしてしまうことがありますので、各メーカーの使用方法を確認して正しく使用してください。
寝返りをするようになったら、両手を出せるようにスリーパーへ切り替えます。
ガーゼ素材や中綿・フリースタイプなど、さまざまな素材があります。室温によってスリーパーを使い分けると良いですね。
── 何歳頃になったら、掛け布団を使い始めても大丈夫でしょうか？
愛波さん：
掛け布団を使用するのは、せめて1歳を過ぎてからにしていただきたいです。布団の重さなどにもよりますが、そのくらいになると、顔にかかった布団をよける力も徐々に身についてきます。
それ以降でも、2歳ころまではスリーパーを使うことをおすすめしています。掛け布団を蹴って風邪をひいてしまわないかと、親が夜中に何度も布団をかけ直す手間も省けます。
