「命を扱うテーマなので、より緊張感をもってやらなきゃいけない」と話すのは、フジテレビ『PICU 小児集中治療室』に出演中の俳優・中尾明慶さん。トレードマークの笑顔を封印し、救命救急医・東上宗介を演じています。プライベートでは1児の父でもある中尾さんに、今回の役柄を演じるうえでの思いや、実生活で小児科医に感謝していることなど、お話を聞きました。
子どもの命を描き、ときにヘビーな回も
── 今回の作品は、小児集中医療室がテーマとなっています。現在も撮影中ですが、どういった気持ちで演じているのでしょう?
中尾さん:
僕が観てきたドラマのなかでも、ここまでしっかり子どもの命を描いた作品はあまりないので、本当に気を引き締めて臨んでいます。
ときにヘビーな回もあるのですが、キャストやスタッフ全員で勉強をして、現実を受け止めながら制作しています。少しでも、そうした作り手の思いが視聴者の方へ届けばいいな…と考えながら、参加させていただいていますね。
── 重い空気になるシーンも多い現場かと思います。共演者のみなさんとは、どんな雰囲気ですか?
中尾さん:
シリアスなシーンでは緊張感が高まりますが、ちゃんとオンとオフがあって雰囲気のいい現場です。
植野元役の安田顕さんを筆頭に、甲本雅裕さん、正名僕蔵さん、松尾諭さんと僕は「チームおじさん」と呼ばれていて、チームおじさんはベラベラしゃべっていますね。そこに吉沢亮くんがにこやかに寄ってきて、微笑んで見ている感じ(笑)。
甲本さんとはよく会話が盛り上がりますけど、なんでもない話すぎて、何を話したか思い出せないんですよねえ(笑)。でも、そういう会話のおかげで緊張感がある現場でも、リラックスできています。