地上波の活躍から今

母はビールとお寿司。子ども2人は作品を眺めながら仲睦まじく肩を組んでピース。

── ところで、山田さんが大阪に移られてからは、以前に比べて地上波での活動を見る機会が少なくなった印象がありますが。

 

山田さん:
新喜劇以外の仕事をしないって決めてるわけじゃないんですけどね。ただ、舞台が一度決まると、ずっと先までスケジュールが決まるので、他の仕事が入れにくい。あと、東京の仕事もお泊まりはしないようにしているので、そうなってるのかもしれないです。

 

── 優先順位を決めて。

 

山田さん:
今は毎日忙しいですけど、劇場も近いし、家に帰ると子どもたちが「おかえり」って言ってくれるのが、何より嬉しいです。私が休みの日は、みんなで出かけたり、家族の顔を見ているだけで癒やされます。

 

周りの環境も恵まれているので、今はちょうどいいのかな、と思っています。

 

PROFILE  山田花子さん

やまだはなこ。75年大阪出身。中学生のときにバラエティ番組「4時ですよ〜だ」(MBS)に一般人として出演し、中学生の頃からタレント活動を始め、1988年に吉本興業よりデビュー。吉本新喜劇、テレビほかでも活躍

 

取材・文/松永怜 写真提供/吉本興業