一緒に住んだら家賃浮くやん

保育園と小学生、はにかむ息子たちとグランドで一枚

── おつき合いが始まってからは、結婚まで早かったのですね。結婚願望がもともとあったのですか?

 

山田さん:
30歳を過ぎたくらいですかね。それまで全然なかったんですけど。周りの友だちが結婚したとか、誰かに影響を受けたわけではなくて、彼氏が欲しかったんです。それまで、彼氏とかできたこともなかったし。

 

あと、デビューも早かったんです。中学生のときに、お笑いオーディションを受けて、吉本興業に入ってからもずっと仕事してて。『4時ですよーだ』とか、『ダウンタウンのごっつええ感じ』から始まって、新喜劇とか東京のテレビにも出るようになって。

 

でも、なんとなく30歳を過ぎたあたりから、恋愛とか結婚のことも漠然と考えるようになりました。

 

── 結婚の決め手はなんだったのでしょうか?

 

山田さん:
おつき合いが始まってちょっとしたときに、私が住んでいたマンションの更新があったんです。そのタイミングで、「もう、マンション買おうかなって。」って言って。そのまま「せっかくやし、家賃が浮くから一緒に住まへん?」って彼に声を掛けました。

 

私がマンションを買って彼がうちに来ることになって、そのまま結婚しました。

 

── 基本的に、山田さんが積極的に誘導されているような感じでしょうか?

 

山田さん:
グイグイいってたかもしれないですね。自分から誘うことも、特に抵抗なかったですし。

 

もう、「これ逃したら次ないな!」って思ったんです。結果的に素直に行動できて、良かったなって思います。

 

PROFILE  山田花子さん

やまだはなこ。75年大阪出身。中学生のときにバラエティ番組「4時ですよ〜だ」(MBS)に一般人として出演し、中学生の頃からタレント活動を始め、1988年に吉本興業よりデビュー。吉本新喜劇、テレビほかでも活躍。

 

取材・文/松永怜 写真提供/吉本興業