「熱は半日だけで、ほとんど何ともなかったんです」と話すのは、8月に新型コロナウイルスに感染したタレントの山田邦子さん(62)。ほぼ無症状で済んだものの、10日間の隔離期間は、10月12日に発売したミニアルバム『ザ・山田邦子カーニバル!』のレコーディングにも影響したそう。乳がんでの入院期間よりも長かったという、隔離生活の様子を聞きました(全3回中の3回)。
深夜にかかってきた医師からの電話
── 新型コロナウイルスに感染しましたが、最初はワクチン接種の副反応だと思われたそうですね?
山田さん:
4回目のワクチン接種を受けて、その日に発熱したんです。副反応で熱が出るといいますし、半日だけドーンっと熱が出て、それ以外は大きな不調もなくて。
いろんな番組や仕事で、PCR検査や抗原検査の結果を出さないといけませんから、自宅に検査キットがあったので検査してみたら、バリッと陽性の結果が出て…。
── その後、病院へ行かれたのですか?
山田さん:
それが、病院へは行っていないんですよ。かかりつけの病院は新型コロナウイルスには対応していなくて、区の発熱相談センターに電話で症状や検査結果を説明して、紹介してもらった診療所に連絡。それから、オンラインで手続きをしました。
お医者さんと改めて電話で話して、「陽性ですね」と診断されたのですが、その電話がかかってきたのが深夜で。ニュースで聞いてはいますけど、コロナに対応している医療機関の方は、本当に大変なんだなと実感ました。
── 症状が軽く、大きな後遺症もないようで、本当に良かったです。
山田さん:
喉が強くて、咳もそれほどじゃなかったのに、少しだけガラガラ声になりました。でも、本当にそれくらいでしたね。
私が感染する少し前、弟も感染したんです。「もう俺、死んじゃうかもしれない。頭が痛くなっちゃって。奥歯が割れちゃうんじゃないかと思うぐらい、グーっと噛みしめちゃった」なんて言うほどひどくて…。
本当に人それぞれで、弟は持病があるので、症状も重かったんだと思います。後遺症も、人によって本当に大変な方もいますものね。