仕事に家事に子育てに、日々邁進するイラストレーターの横峰沙弥香さん。自宅が仕事場だからこその楽しみや苦労、仕事を捗らせる工夫などを、ちょっと笑えて癒やされるイラストとともに紹介します。今回は「優秀すぎる冷凍食品」について。行事の準備と仕事に追われて食事を作る余裕がなくなり、やむを得ず試した冷凍食品に驚愕したそうです!
イベント目白押しの秋…時間がなさすぎて導入した冷食がスゴかった
ここのところ、時間がどんどん溶ける。
どうやら私、いわゆる「学校にまつわるお母さんの仕事」方面が壊滅的に苦手らしく、イベントのために作らなければならない縫いものやらなんやらにごっそり時間を取られていたのです。
縫いもの…何をどう頑張っても好きになれない作業です。ハチマキひとつ縫うのに何時間もかかります。
イベント続きのこの季節、やっと子どもたちを寝かしつけたらようやく仕事タイムなのに
洗いものも洗濯ものもどっさり溜まっていてげんなりする…なんていうこともしばしば。どこかで手抜きをしなければ自分が参ってしまう。
私は「食卓に冷凍食品」という方向に舵を切りました。
実はここのところ家族ではまっている「ピカール」という冷凍食品のお店がありまして
フランスの家庭料理のすべてが温めるだけで再現できると言っても過言ではないクオリティ。
豪華なお料理はもちろんですが、ヘルシーなスープやサラダ、冷凍野菜のラインナップも豊富で組み合わせ次第でさらにレシピは無限大です。
クロワッサンに至ってはもう焼きたてサクサク。
以来朝から晩まで使うのはオーブンと鍋ひとつ。
食卓すべてが冷凍食品だなんて…昔の私だったら絶対にとらなかった選択ですが、その「冷凍食品だなんて!」っていう謎の思い込みこそなんだったのでしょう。
調理の手間を手放して私はスッキリ、みんなでニコニコ食べるって最高です。
イベントラッシュを乗りきる以上に得るものが大きかった舵切りでした。
文・イラスト/横峰沙弥香