築45年の賃貸団地に住む、人気インスタグラマーのしょ〜こさん。物に溢れた汚部屋を片づけ、部屋を激変させる様子を投稿しました。するとお気に入りのインテリアで整えながら、徐々に部屋が変わっていく姿に多くの女性が共感。今や、17万人超のフォロワー数にのぼります。「本当の自分の気持ちを大切にすると、毎日が可能性に満ちてくる」と話すしょ〜こさんに、人生が好転した過程についてたずねました。

インテリアライターなのに自宅は汚部屋だった

── 2020年にインスタグラムで、部屋の片づけや模様替えのコツや、おすすめインテリア、グッズの利用法などについて投稿し始めます。どんなきっかけがあったのでしょうか?

 

以前は自宅が汚部屋でした

しょ〜こさん:
もともとインテリアライターの仕事をしていたのですが、コロナ禍になって、取材先のお宅に伺えないことなどが増えて。ぽっかり時間ができたんです。

 

ある日「ベランダでお茶を飲んで、気持ちよく過ごしたいな」と何げなく思って。でも、当時は家の中がとにかく荒れていて「ベランダどころじゃないよ、まず部屋を何とかしようじゃないか」となりまして。それで部屋の片づけを始めたことがきっかけです。

 

──「当時は汚部屋だった」とご自身でおっしゃっていました。

 

しょ〜こさん:
3児を抱えたシングルマザーで、子育てに追われている毎日。仕事は出張が多く、部屋のことに気づかう余裕もない生活で、日々を過ごすことに精一杯でした。

 

インテリアライターなのに、自分の部屋は荒れ狂っているっていう現状でしたね。

 

── 片づけのコツや、ライフハックなどの発信内容は一つひとつが誰にとっても身近な内容です。

 

しょ〜こさん:
最初は本当に何げないことを発信していたんですよ。

 

「今日は和室を模様替えしたよ」とか、「キッチンを掃除したよ」だったり、ときには「ご飯食べたよ〜」「ネギの根っこが成長したよ」という日常の出来事なんかも。発信をしているうちに、「なんだか楽しいな、これ」って思い始めて。

 

── そんな日々の出来事は共感を呼び、2年で8万人のフォロワーがつくようになったそうですね。

 

しょ〜こさん:
身の回りのできごとや片づけ、模様替えをするプロセスを発信することが、ただただ楽しくて。次第にインスタグラムについて「どうやったらもっと伝わるのかな」「もっと手をかけたらフォロワーも伸びるんじゃないか」と、興味がわいてきたんです。

 

自分でも調べてみたり、他の人のアカウントを毎日めちゃくちゃ観察して、いいところを真似したり。とにかく学ぶことに没頭していましたね。