予報をもとに症状を防ぐアプローチが可能に
── 大塚さんが担当されている「天気痛予報」ですが、天気痛をお持ちの方はどう活用しているのでしょうか?
大塚さん:
「天気痛予報」は、天気痛を引き起こすリスクがある複数の気圧の変化を総合的に判断し、「安心」「やや注意」「注意」「警戒」と4段階の予報を、市区町村ごとに出しています。
気圧医学の第一人者・佐藤純医師による天気痛の方向けの指導では、耳をマッサージして内耳の血行を良くするなど、さまざまな対処法があります。
例えば頭痛の場合は、薬を飲む方が多いですよね。一般的に頭痛薬などは、痛みが強くなってから飲むより、痛む前や痛み始めに飲むほうが効きやすいといわれています。予報を見て、事前に薬を飲めれば、つらい症状を和らげたり、避けられたりするかもしれません。
そのためアプリには「注意」「警戒」の予報がある日、その前夜に通知する「天気痛アラーム」機能があります。
現在、30万人以上が利用していて、予報をチェックし忘れていても、リスクが高い日はプッシュ通知されます。あらかじめリスクがあるとお知らせし、事前の対処や準備の面でお役に立てればと思っています。