アニメ映画『夏へのトンネル、さよならの出口』(公開中)で飯豊まりえさんとW主演を務めている鈴鹿央士さん。本作で声優に初挑戦していますが、実は少し前までは「声のお仕事には縁がない」と思っていたそうです。

 

赤い壁紙をバックにこちらを覗き込むような表情が印象的な鈴鹿さん

「声の仕事はないんだな」から経験を積んで

── 声優初挑戦の感想を教えてください。

 

鈴鹿さん:
オーディションだったのですが、落ちると思っていたので決まったときは「まさか!」と思いました。

 

実は、3年ほど前に、アニメーション映画のオーディション用に事務所で声録りをしたのですが、あまりにも酷くて(笑)。

 

音源を送るのはやめましょう、という話になった経験があり、僕のなかで声の仕事はないんだなという認識になりました。

 

あのとき聞いた自分の声には、ちょっとトラウマ的なところもあったのですが、その間にお芝居の経験も積んだので、今回は「やってみよう」という気持ちになりました。