寝る前の読み聞かせ「子ども時代に好きだった本を」

── 習慣にしていることはありますか。

 

荻上監督:
最近サボりぎみですけれど、読み聞かせはするようにしています。よく読み聞かせはしてますね。

 

── どんな本を読まれるのですか。

 

荻上監督:
自分が子どものときに好きだった本を読み聞かせています。『長くつ下のピッピ』3シリーズとか、私が好きだったので。ほかには、しっかり読んだのは、『だれも知らない小さな国』とか全部読みました。長いものに結構チャレンジするんですけど、2分ぐらいで眠ったりしちゃうんですけれどね。

 

── 映画好きな子に育ってますか。

 

荻上監督:
あまりそんなことは。でも、他の人より映画には連れて行っていると思います。先日アニメも一緒に観に行きました。仕事は仕事、5時以降は家族の時間とバランスを取るようにしています。

 

子どもと映画を観に行くという荻上監督

── 昔、子どもを産んで、これが幸せかと思ったと書かれていたが、幸せを感じますか。

 

荻上監督:
それはいっぱいもらっているなと思っています。

 

── 作風に変化はありますか。

 

荻上監督:
どうだろう、それは意外と切り離すようにしています。子どもをネタに創作物を作ると面白くないと思って。

 

取材・文/天野佳代子 撮影/植田真紗美