たくさん稼がなくても生活はしていける

── 東京などで仕事があるときは、シングルマザーとしてどうしていますか?

 

スザンヌさん:
東京に行くときはなるべく1泊で済むように仕事を調整してもらい、そういうときは同じマンションに住む妹一家に息子の世話を頼んでいます。

 

息子が小さいときは後ろ髪引かれる思いで、出かけていましたが、最近は帰る日時を伝えると“了解!”と送り出してくれるので、心配はなくなりましたね。

 

── 故郷の熊本県に戻っての生活も7年くらいになりますが、いかがですか?

 

スザンヌさん:
私が生まれ育ったところで、近所に家族や友達が住んでいるのですごく暮らしやすいです。

 

仕事もこのようなインタビューはオンラインでできるので、不便さはありません。

 

物価も安いので、仕事をたくさんして稼がなくても生活していけるんですよ。

 

熊本には、東京のような5000円ランチや高級スーパーはないに等しいですから(笑)。

 

どこのスーパーがいちばん安いか調べて買いに行ってますし、野菜や果物はもらいものか物々交換が多いんですよ!

 

長男とのスキンシップを欠かさないスザンヌさん
長男とのスキンシップを欠かさないスザンヌさん

ハグもしてくれなくなるけど…

── これからもそんな熊本で、お子さんとどう過ごしていきたいですか?

 

スザンヌさん:
4年後、ふたり一緒に学校を卒業できればと思いますが、その頃には息子は思春期で、ハグもしてくれなくなると思います。

 

少し寂しくなるとは思いますが、ごはんはきちんと食べさせなくてはいけませんし、お互いに依存しすぎないことが、大切になってくると思います。

 

大学では、ファッションについて本格的に学ぶつもりで、パタンナー(服のデザインの型紙起こし)もできることになります。

 

将来的には、オリジナルのファッションブランドを立ち上げることができればと思います。

 

現在、サステナブルであることも大切なので、既製品をリメイクして一点ものの洋服にできるようなアパレル会社を目指しています。

 

PROFILE スザンヌさん

1986年熊本県生まれ。14歳のころスカウトされ芸能界へ。『クイズ!ヘキサゴンⅡ』で本格ブレイク。2011年に結婚、’14年に長男を出産。’15に離婚し、熊本に移住。今春、第一薬科大学付属高校通信制を卒業。日本経済大学芸創プロデュース学科ファッションビジネスコースに入学。

取材・文/CHANTO WEB NEWS 写真提供/スザンヌ(Instagram)