仕事に家事に子育てに、日々邁進するイラストレーターの横峰沙弥香さん。自宅が仕事場だからこその楽しみや苦労、仕事を捗らせる工夫などを、ちょっと笑えて癒やされるイラストとともに紹介します。
今回は、家族全員で満喫する「究極のリフレッシュ方法」について。今の境地に辿り着いた理由と独特の楽しみ方について、語ってもらいました!
目的はバラバラ…だけど旅行がいちばんのストレス発散法
私自身の息抜きやストレス解消法なんかをメインに書かせていただいているこの連載ですが、家族全員で思いっきりリフレッシュできる機会のことにも触れておきたい。
我が家のそれは「旅行」です。
小さい頃から癇が強く、電車で人駅移動することですらひと苦労だったまめですが、旅好きな夫によってあちこちへと連れていかれるうちに、長時間の移動をむしろ楽しめるようになりました。
もちろん、最初は大変でした。5分とたたずに泣き出す息子を抱き上げてあやすのはパパの役目。そうまでして外出をしたくない私を説き伏せてのお出かけである以上、パパ自ら根気強くあやし続けるしかないのです。
まめの旅好きはそんなファインプレーの賜物。それを繰り返すうちに子どもたちに、「旅(移動)は楽しいもの、ワクワクするもの」だと刷り込まれていったわけですね。
今となっては毎日のように「次はどこに泊まりに行く?」とせがまれ、突然予定のなくなった休日の昼過ぎにちょっと遠くの街まで遊びに行って適当に一泊して帰る、なんてことも。
ちょっと日常から離れるってすごくリフレッシュできますもんね。子どもたちがその感覚を共有してくれるってすごくありがたい。
この夏休みは家族で那須に旅行に行き、朝から晩まで屋外のレジャーを楽しみました。
子どもたちが楽しめそうな場所を選ぶと、当然外を歩き回ったり、激しいアクティビティが組み込まれることになるため、正直体力的にはかなり厳しいのですが…。
それでも1日じゅう家にこもって仕事やら家事をしているときの疲れとは全然違って、心身ともにスッキリするので不思議です。
文・イラスト/横峰沙弥香