「連続ドラマW 鵜頭川村事件」にて松田龍平さん演じる主人公の医師の妻・岩森仁美とその双子の妹・矢萩有美のダブルヒロインを演じている蓮佛美沙子さん。ロケ地となった長野県では「癒し」を見つけ、精神的に追い詰められる役を演じ切ることができたようです。

 

「精神的負担大きかった」撮影についてシックな衣装で語る蓮佛美沙子さん

撮影中もずっと緊迫していた

── 極限パニック・スリラーということで、常に緊張感の漂う作品でした。

 

蓮佛さん:
パニック・スリラーというジャンルはあまりやったことがなかったので、「やってみたい!」とワクワクしましたし、(松田)龍平さんや入江(悠)監督と初めてお仕事させていただくこと、そして一人二役など、楽しみな要素がたくさんある作品で「早く撮影したい」という気持ちになりました。

 

全体的にずっと不穏なドラマなので、ずっと緊張した状態で楽しんでいただけると思います。

 

── 一人二役でダブルヒロインというのはいかがでしたか?

 

蓮佛さん:
特に気負うこともなかったです。

 

普段は一人で一役を担うので、一人の人生を掘り下げて考えてというアプローチで現場に入るのですが、それが二役になることでやることが二倍になっただけというか。

 

一人一人と向き合って楽しみながら演じられました。

 

暗く重い女性の人生二人分を演じた

ただ、仁美も有美もかなり壮絶な人生を生きてきた二人なので、暗く重い人生を二人分という意味での大変さはありました。

 

役を演じるときには、自分と切り離して切り替えられるタイプなのですが、今回はロケに行きっぱなしということもあったし、楽しいシーンがほぼない作品だったので、ずっと緊迫していた感覚はあります。

 

そういうところでの精神的負担は他の作品に比べたら大きかった気がします。