仕事や関わる人によって考えは変化する

── 考えるのが好きということは、割と内容に変化もあるのでしょうか?例えば、演じた役に影響されたりするのでしょうか?

 

細田さん:
変化はよくあります。役を演じることで「こういう人がいるのか」「こういう考え方があるのか」と参考になるし、自分が演じる役以外でもそう感じることはよくあります。

 

あとは僕自身が人と関わることで影響を受けることもあります。

 

実は僕、小さい子どもにすごく好かれるのですが、どういう反応をしていいのか分からず、正直苦手でした。子どもが駆け寄ってきて膝に乗ったりすると、固まってしまうこともよくありました。

 

だけど最近、何がきっかけだったのかは覚えてないのですが、かわいいと思えるようになり、自然な反応ができるようになりました。

保守的な自分とレベルアップしたい気持ちと

── 劇中に「変化を楽しめるだろうか」というセリフが登場します。細田さんは変化を楽しめるタイプですか?

 

細田さん:
ものによるとは思うのですが、若干保守的になる自分がいます。

 

レベルアップしていきたい気持ちとかはあるけれど、変化にはリスクが伴うこともあると考えると、現状維持でいいのかなと思ったりもします。

 

要はリスクを楽しめるかどうかだと思っていて、僕は若干怖がるタイプだから、躊躇することも正直あります。でも、変えなきゃいけないと積極的に考えることもあって。

 

世の中をいい方向に変化させたいと思うから、選挙にもちゃんと行きます。ただ、身の回りの変化となると「一旦考えます」と言ってしまいがちです。