映画『DC がんばれ!スーパーペット』(公開中)でブタのPB(ピービー)の日本語吹き替えを担当している松岡茉優さん。チームで戦うスーパーペットたちのように、作品作りもチームワークが大事。松岡さんが「チームとして豊かだな」と感じる要素とは?

 

作品作りへの想いを語ってくれた松岡茉優さん

声優ではない自分が演じるということ

── 声のお仕事は、緊張感がありながらもとても楽しんでいる印象があります。

 

松岡さん:
誰よりも役のことを愛して、役のことを考えていくということに関しては、普段やらせていただいているお仕事と同じだと認識しています。

 

ただ、あくまで声のお仕事を頂いた、という線引きは持っておかなくてはと思います。

 

声優さんという専門職がある中で、アニメーションや吹き替えのお仕事をいただくわけですから、誠心誠意、自分にできることを精一杯やらせて頂く、ということかなと思います。

 

── 松岡さんが手に入れたいスーパーパワーはありますか?

 

松岡さん:
家でゴロゴロしているときに、「お茶がなくなった、次はお水が飲みたい」と思うと立ち上がって取りにいかなければいけない。それがめんどくさくて(笑)。

 

頭の中で飲みたい飲み物をイメージしたら、手にキュッと吸い付いてくるような、そんなパワーがほしいです。

人と想いを共有する時間は豊か

── 映画ではご主人様とスーパーペットがタッグを組みますが、松岡さんがタッグを組みたくなるのはどんな人ですか?

 

松岡さん:
撮影中のドラマの現場でまさに今、感じているのは作品を愛していること、届く相手のことをイメージしていること、そしてその想いを共有できる相手は貴重だと思っています。

 

作品を観てくれている方を、イメージしながら、より良い作品にするために話し合い、アイデアを出し合っている時間は豊かだなと感じています。

 

アイデアを出し合っている時間は豊かだと話す松岡茉優さん

── お仕事以外でも「話し合いができる人」がタッグを組む相手としてあったらいいなと思う要素でしょうか?

 

松岡さん:
もちろん感情的になることもあるだろうし、お互いが納得できないことが出てくることもあるかと思いますが、友達でも恋人でも家族でも、拒否するのではなく、改善するためにどうしたらいいのかを話し合うことは大切だと思っています。

 

口頭に限らず、手紙やメールでもいいし、お互いの意見や気持ちを尊重し合えたら素敵だなと思います。