映画『DC がんばれ!スーパーペット』(公開中)でブタのPB(ピービー)を演じている松岡茉優さん。カラダの大きさが変えられ、夢も心もビッグで乙女なPBを、松岡さん自身も「ぜひパートナーにしたい」と思えるほど大好きになったようです。
「自信のない愛されキャラ」の演じ方
── とてもキュートなブタのPB。魅力たっぷりのキャラクターをどのように作り上げたのでしょうか?
松岡さん:
台本を読んだ印象で、PBはとても明るくて快活なイメージがあったので、アフレコの際、私からのご提案としてハキハキとしたイメージで最初のシーンに挑みました。
その声を聞いた音響監督さんからは「可愛らしさと物腰のやわらかさを増してください」とのリクエストがあり、ゆっくり調整していきました。
彼女の、周りのことは深く信じているのに、自分には自信が持てないという個性を演じるにあたり、ハキハキとした声で演じるよりも、やわらかく、どこか頼りなさを感じる声色が出せたらなと意識して演じることに努めました。
── 愛されキャラをみんなで愛するとても素敵な時間だったと想像します。
松岡さん:
PBがなぜ、スーパーパワーが大好きで、スーパーチームが大好きなのか、その理由を語るシーンから収録が始まりました。
スーパチームに憧れていて、夢見る乙女なところがあるPBのことを、台本を読んだ時から大好きで。収録時は線画の状態でのアフレコでしたが、みんなとの大冒険を心から楽しむPBのことが愛おしくて堪りませんでした。
チームのみんなのことを心から信頼していて、助けたいと思っている。なんて素敵な心の持ち主だろうと思います。
見どころは動物たちのスーパーパワーや表情
── 完成した映像とご自身の声で観たPBの印象はいかがでしたか?
松岡さん:
自分の声の出演に緊張しながら始まった試写でしたが、そんな緊張を忘れるほどにとっても面白かったです。
アクションシーンが特に格好良く、動物たちのスーパーパワーに、お子さんだけでなく、大人の方にもドキドキハラハラしていただけると思います。
また、動物たちの絆にうるっと来てしまうシーンもありました。
── 松岡さんがうるっと来たとしたシーンを教えてください。
松岡さん:
あるシーンで、動物たちがとても幸せそうな顔を見せてくれる場面があるのですが、その顔をずっと見ていたいなぁと思いました。動物たちをパートナーにすることを考えさせられる場面でもありました。
同じゲスト出演の松尾駿(チョコレートプラネット)さんが演じたカメのマートン、市川ぼたんさんが演じた子猫のウィスカーズもとても愛らしいキャラクターになっていて。素敵でした。