映画『凪の島』(公開中)で母娘役を演じた新津ちせさん&加藤ローサさん。瀬戸内海の小さな島を舞台に、ひと夏の物語が描かれます。お二人の夏の思い出や新津さんの学校生活について、さらに加藤さんと小学校の恩師との関係など、夏、学校をキーワードに貴重なお話を伺いました!

 

学校をキーワードに話してくれた新津さんと加藤さん

撮影は夏休みの時期だった

── お二人の夏の思い出を教えてください。

 

加藤さん:
どこまで遡れば…(笑)。夏休みはどれくらいあるの?

 

新津さん:
40日くらいあります。いつも不安なのは宿題です…。

 

加藤さん:
計画的に終わらせるタイプに見えるけれど?

 

新津さん:
計画は立てます!立てるんですけど、徐々に計画通りに進まなくなっていって、最後の3日間くらいは本当に大変で、毎年「わーーー」って大騒ぎしています(笑)。

 

加藤さん:
昨年の夏休みの時期はこの映画の撮影をしていたので、結構思い出深いです。

 

撮影も夏休みの思い出のひとつと語る加藤さん

仕事がないときは、大体子どもと一緒に過ごしているので、あちこちに出かけています。最近はコロナ禍で思うように動けないけれど、夫と私の実家を巡ったり、以前住んでいた静岡に遊びに行ったりしています。

 

あと、夏といえばビアガーデン!先日、数年ぶりにビアガーデンの看板を見かけたけれど、今年も行けないかなと思っているところです。

 

新津さん:
花火大会や夏祭りも好きですが、小さな手持ち花火を近所のお友達と少人数でやることも楽しくて好きです。

先生はゴルフ仲間で飲み仲間!?

── 映画の“笑じい”のように、ニックネームをつけられているインパクトある先生や用務員さんの思い出はありますか?

 

加藤さん:
私は小学5年生のときの担任の先生とはいまだに連絡を取っていて…。

 

新津さん:
え!すごい!

 

加藤さん:
地元に帰るたびにご飯を食べたり、大好きなゴルフに行ったりしています。今度、先生の先生仲間と一緒にコースを回る予定で。私以外はみんな学校の先生という状況を想像して「ちょっとウケる」なんて思いながら楽しみにしています。

 

── どんな会話をするのですか?

 

加藤さん:
昔の思い出話もするけれど、最近の学校事情などを聞いたりします。私の時代とは全く違っていて。私が小学生の頃のような感覚で今の子どもと向き合ったら、絶対ダメという話を聞いたりして、教育現場の変化に驚くこともしょっちゅうです。

 

新津さん:
とても素敵な関係ですね。小学5年生のときの担任ということは、ちょうど私と同じくらいの歳からずっと続いている関係なんですね。

 

加藤さん:
私の担任をしていたころは26歳くらいだったらしく、今は教頭先生になっていて、当時とは立場は違うけれど、今ではゴルフ仲間で飲み仲間みたいな(笑)。

 

小学校の先生と今も関係が続いているという加藤さん

── 長い付き合いができそうな先生はいますか?

 

新津さん:
今の担任の先生は、いつもたくさん話を聞いてくださる、優しい先生です。加藤さんみたいに、小学校を卒業してからも、連絡をとりあえたらいいなぁ。