好奇心旺盛な新津さんの委員会活動

── 新津さんが今、学校での楽しいと感じることを教えてください。

 

新津さん:
図書室に行って本を読むことが大好きです。図書室の落ち着いた空気も、静かに本に没頭できる感じも好きで、休み時間のたびに行っています。

 

── 加藤さんのお話では、撮影現場ではかなりわんぱくだったとのことですが…。

 

新津さん:
図書館で静かに本を読むのも、外で思いっきりカラダを動かして遊ぶのも、どっちも大好
きです!

 

加藤さん:
好奇心がすごく旺盛という印象があります。

 

漢字にしても、虫にしても、知らないものが出てきたら、すぐに「どうして?」「なんて読むの?」「どうやるんだろう?」と疑問を持ってすぐに調べている姿を本当によく見かけました。

 

次々と興味が出ていつも忙しい感じはうちの息子に通じるものがある!なんて思いながら、ちせちゃんがいろいろと調べる様子をじっくり観察していました(笑)。

 

読書もカラダを動かす遊びも大好きな新津さん

── 好奇心旺盛な新津さんが、今、一番興味あることは何ですか?

 

新津さん:
小学校では、お魚やカメのお世話をする飼育委員をやっています。

 

「ギギ」という魚を飼っていて、ナマズの仲間なんですけど、餌が赤い小さな虫を冷凍したもので、手にのせて餌やりをするのですが、体温で溶けてくると手の中が赤い虫でいっぱいになってしまうので、溶ける前にあげるのがポイントです(笑)。ギギは餌をおいしそうに食べてくれるので、うれしいです。

 

実は、私、飼育委員長なんです。

 

加藤さん:
委員長、すごく似合う!

 

新津さん:
ありがとうございます(笑)。

 

委員長として、それぞれ誰が何をするかということを決めないといけない場面もあって、ドキドキします。

 

学校で飼育委員長をつとめる新津さんは生き物が大好き

ギギの他にも、ウナギやヤマメも飼っています。食べられる魚ばかりですね。実は、ギギも食べるとおいしいらしいんです。でも愛着があるので食べたいとは思いませんが…(笑)。

 

少し前に、みんなで協力して、カメの水槽を掃除しました。大きな水槽なので結構大変でしたが、水槽がキレイになって、カメが気持ちよさそうにし ている姿を見て、すごくうれしかったです。

 

生き物が大好きなので、今回の映画の撮影でも、島の自然の中で、いろんな虫やカエルやお魚や、たくさんの生き物たちに囲まれて、とっても楽しかったです。

 

本当に素敵な島でした。また、ぜひ島に行きたいですし、この映画を観た方にも、ぜひ『「凪の島」に行ってみたいな』と思ってもらえたら、うれしいです!

 

PROFILE 新津ちせさん

俳優。2010年生まれ、東京都出身。2歳から劇団に所属。映画初主演作は『駅までの道をおしえて』(19)。音楽ユニット「Foooin」でも活動した。2022年はNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」ヒロイン・ひなた(幼少期)の 好演も話題に。

 

PROFILE 加藤ローサさん

俳優。1985年生まれ、鹿児島県出身。女優・モデルとして活動後、2011年、元サッカー日本代表選手で現Y.S.C.C.横浜所属の松井大輔選手と結婚。育児専念のため、13年から芸能活動を休止。21年にドラマ「きれいのくに」で復帰。ふたりの男児の母。

取材・文/タナカシノブ ヘアメイク/堤絢香(新津ちせさん) ヘアメイク/三宅茜(加藤ローサさん) スタイリング/浜木沙友里(加藤ローサさん)